小説
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八
数の八。後ろの名詞は複数になる。
lísa lisár ánþa rólanais sóndelar.
読み:リーサ リサール アンサ ローラナイス ソンデラル。
| lís-a | lis-ár | ánþa | rólan-ais | sóndel-ar. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 八 | 巻-<〜たちを> | 書物-<〜らの> |
「書記は書物を八巻書き写す。」
書物は量の名詞 rólan「巻」で数える。数詞は量の名詞にかかり、数えるもの(書物)は複数属格にして後ろに置く。rólan は軽性なので、複数対格は -ais。時制がないので、「書き写している」とも「書き写した」とも訳せる。雨期に書を写す習わしを背景にした文。
ké sénes ánþa kelárais?
読み:ケー セーネス アンサ ケラーライス?
| ké | sén-es | ánþa | kel-ár-ais? |
| <〜か> | 見る-<あなたが> | 八 | 伐る-<〜する人>-<〜たちを> |
「樵が八人見えるか。」
文頭に ké を置いた、はい・いいえの問い。2人称を使っているので、同じ段か下の相手に向けた話し方になる。樵は働き手なので、人数を数えてかまわない(目上の人は数えない)。答えるときは動詞を繰り返して sénim、または na sénim と言う。
基数の「八」。名詞の前に置き、後ろの名詞は複数になる。語末の a は þ の後ろにあるので、古い脱落の条件に当たらずに残っている。日本語話者には「アンサ」「アンタ」と聞こえやすい。
数詞。不変化。後続の名詞は複数。
古高原語 *ánþa から(語末の a は þ の後ろにあるため、古い語末母音の脱落の条件に当たらず、形のまま残っている)
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