小説
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かする
刃・氷・綱・声などが表面に軽く触れるか触れないで過ぎる。深い傷つけ・衝突・握り取りを含まない。
bíro glünó món.
読み:ビーロ グリュノー モーン。
| bír-o | glünó | món |
| かする-<(重いものが)> | 氷<主格> | 石<対格> |
「氷が石をかすめる。」
重性名詞では主格と対格が同形になりやすいが、VSOの語順が主語と目的語を決める。
掠め取る
一瞬触れた隙に、完全には掴まずに物を引き寄せて奪う。
刃・氷・綱・声などが、物の表面にほとんど沈み込まずに軽く過ぎる動作を表す。触れたか触れぬかという浅い接触で、深い切込み・衝突・把握を前提にしない。縁や崖道では、氷や綱が石や縁に軽く触れて止まる・傷む状況を告げるのに使い、触れていないと明言するほど、その接触はかすかだとされる。掠め取る意味では、一瞬触れた隙に完全には掴まずに物や人を引き寄せて奪うことを指す。
他動詞的に接触対象を直接目的語にとる。3人称単数の語尾は主語の性で選び、刃・氷・綱のような重性の主語には -o がつきやすい。掠め取る用法では奪う対象が直接目的語になる。
古高原語 *bír-「表面を軽く撫でる」から。
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