férmal

品詞
名詞
意味
法
発音
[ˈfermal]
読み
フェルマル
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 法

    文字で書き定められた王国の決まり。

    ésa férmal virá lísen.

    読み:エーサ フェルマル ヴィラー リーセン。

    és-aférmalvirálís-en.
    いる-<(軽いものが)>法<主格>言葉<主格>書く-<〜した・〜された>

    「法とは、書かれた言葉である。」

    口約束より書きつけを重んじる考え方を表す、格言めいた言い方。繋辞 és- を文頭に置く。férmal は言葉に属するものとして軽性で受ける。分詞 lísen は軽性・単数・主格なので、一致の語尾がつかない。

    rainíþa rainiþár férmalan kloimárail.

    読み:ライニーサ ライニサール フェルマラン クロイマーライル。

    rain-íþ-arain-iþ-árférmal-ankloim-ár-ail.
    知る-<〜させる>-<(軽いものが)>知る-<〜させる>-<〜する人・主格>法-<対格>学ぶ-<〜する人>-<〜らに>

    「師は弟子たちに法を教える。」

    書記を育てる学び舎での営みを述べる文。基本の語順は、動詞–主語–目的語–与格(受け手)。rainíþ-「教える」は ráin-「知る」の使役形で、-ár をつけると「師」になる。

  2. 法の条

    法典や碑に書かれた一つひとつの決まり。複数形で条々。

    vóila senár férmalais kéumos.

    読み:ヴォイラ セナール フェルマライス ケウモス。

    vóil-asen-árférmal-aiskéum-os.
    読む-<(軽いものが)>見る-<〜する人・主格>法の条-<〜たちを>碑-<属格>

    「目付は碑に刻まれた条々を読み上げる。」

    縁の市で揉め事を裁く前に、目付が度量衡の碑の条々を読み上げる場面の文。複数形の férmalais は、一つひとつの決まりを並べた「条々」を指す。属格 kéumos は名詞の後ろに置く。

    lísa lisár téir férmalais ívelais.

    読み:リーサ リサール テール フェルマライス イーヴェライス。

    lís-alis-ártéirférmal-aisível-ais.
    書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格>三法の条-<〜たちを>新しい-<〜たちを>

    「書記は新しい条を三つ書いた。」

    年代記や役所の記録に見られる、直説法の簡潔な文。時制を表す語形がないので、「書く」とも「書いた」とも訳せる。三以上の数詞の後ろでは、名詞が複数になる。形容詞 ível は名詞の後ろに置き、軽性・複数・対格で一致する。

解説

王国の法、とくに文字で書き定められた決まり。王国では口約束より書かれたものが重く、法も書かれたものだけが正しいとされる。法典は rólan férmales「法の巻」と言い、書の司が守る。条文は当為法で書かれる。碑に刻まれた市の決まりもこの語で呼ぶ。

文法

軽性・子音語幹(②型)。対 férmalan、属 férmales、複 férmalai(法の条々)。

語源

古高原語 *fér-「据える・定める」から。

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