flór-

品詞
動詞
意味
決める
発音
[ˈflor]
読み
フロール
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 決める

    物事の方針・位置・順番などを、その時点で動かしようのないものとして定める。

    flórim þrénul.

    読み:フローリン スレーヌル。

    flór-imþrén-ul.
    決める-<私が>段-<〜たちを>

    「私が段を決める。」

    直説法一人称単数の文。目的語の þrén「段」は重性子音語幹の複数対格 þrénul。順番・位置・段取りをその場で動かしようのないものとして定める用法。

  2. 任じる

    人に対して役・仕事・場所などを割り当て、確定させる。

    flóra senár fáron faronárei.

    読み:フローラ セナール ファーロン ファロナーレイ。

    flór-asen-árfáronfaron-ár-ei.
    任じる-<(軽いものが)>見る-<〜する人・主格>荷<対格>荷-<〜する人>-<与格>

    「目付が荷を運び人に割り当てる。」

    任じる用法。受け手 faronárei「運び人に」が与格。目的語 fáron「荷」は重性の単数で、対格の語尾が overt に立たない。基本語順は V-S-O-IO。

  3. 取り決める

    日程・分担・条件などの段取りを整え、最終形にする。

    flóran faronárai prámbo.

    読み:フローラン ファロナーライ プランボ。

    flór-anfaron-ár-aiprámbo.
    取り決める-<彼らが>荷-<〜する人>-<〜たちが>値<対格>

    「運び人たちが値をとり決める。」

    prámbo「値」は重性語で、単数の目的語には対格語尾が overt に立たない。複数主体 faronárai に応じて動詞は -an。値決めを段取りとして確定させる用法。

  4. 裁定する

    揉め事に対して結論を出し、着地させる。決着そのものより、結論を出す行為一般を含む。

    flóra þundár dulfáron.

    読み:フローラ スンダール ドゥルファーロン。

    flór-aþund-árdulfáron.
    裁定する-<(軽いものが)>法官-<〜する人>下ろし荷<対格>

    「法官が下ろし荷について裁定する。」

    揉め事や争いに対して結論を出す用法。主語 þundár「法官」、目的語 dulfáron「下ろし荷」。重性の単数対象で、対格は主格と同形。

解説

寄り合い・役所・市などで、方策・順番・場所・人などを最終的に確定させる動作を指す、広く使われる動詞。もとは水が一段の瀬を越えて定まる動きを表したとされるが、日常では裁定・任命・取り決めに広く使われ、争いの決着に限定されない。普通、言葉で言い渡す、または書き付ける動作を伴う。人・物・事を目的語にとり、任命では受け手に与格を添える。

文法

他動詞。六法をもつ基本動詞。目的語に決める事柄を、任命では受け手に与格を添える。

語源

古高原語 *flōr- から。もとは流れが一段定着する意の古い動詞で、後に行政・言葉による確定の語に抽象化。

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