小説
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かけら
硬いものが割れたり欠けたりして、本来の部分から取れた小片。
sénim gálvo só.
読み:セーニン ガルヴォ ソー。
| sén-im | gálvo | só. |
| 見る-<私が> | かけら<対格> | この<重性> |
「私はこのかけらを見る。」
日常の会話文。gálvo は重性o語幹の名詞で、単数の主格と対格は同形。指示詞 só は名詞の後ろに置かれ、格変化しない。
tául gálvul só, ende.
読み:タウル ガルヴル ソー、エンデ。
| tául | gálv-ul | só, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | かけら-<〜たちを> | この<重性> | どうぞ |
「これらのかけらを取ってくれ、頼む。」
家の中で落ちた小片を片付ける場面のような命令文。gálvo の重性o語幹の複数形は gálv-ul。命令法2人称単数は語根のみの形を使い、動詞に目的語の数を標識する語尾はない。
割れ口や欠け口から離れた、硬い物の小片を広く指す語。石、金属、乾いた木、硬くなった皮、布の端など、材質を問わず使える。粉や塵、大きな塊とは区別し、欠け端が手に取れるほどに残っているものに使う。家の中で落ちた小片を炉へ片付ける場面、道具を直す場面、荷を検める場面などで、日常の一般語として用いられる。
重性o語幹。語末の -o は古高原語の重性接辞 *-o- を残したもの。斜格語幹は gálv- となる。
古高原語 *gálwo「欠け口・角」から。欠けた口や角を指していた古い語義が、欠け口から出たもの一般、すなわち「かけら」へ広がった。
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