小説
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借りる
道具や小物を、一時的に自分の手元へ通して使う。返すことは当然の前提として、通常明示しない。
貸す
同じ物のやり取りを、貸し手の側から表す。物の起点を es に、受け手を与格に取ることで、借りる用法と方向が反転する。
小物・小道具・短い綱・小枝など、手に載せてすぐ返せる物の短期のやり取りを表す語。高原では、物を重く所有に沈めることはせず、手元から手元へ軽く通すこととして考える。この語は物を預かって守る重い責任ではなく、短く通り過ぎる使用を表す。借りる動作も貸す動作も同じ物の移動として表し、起点は es、終点は与格で示す。森道・縁の市・炉ばたで、道具を持ち合っている者どうしが、記録や契約を伴わずに物を使う場面に適する。
他動詞。完了語根 géimb-。物の短期移動を表す三項動詞として、人主語では物を対格、貸し手の側は es、受け手は与格で取る。借り物主語の文では es と与格が方向を表す。命令法単数は gímb。
古高原語 *gīmb- から。古語では両唇の軽い接触を示す語根で、物のやり取りを重さへ沈まない動作として表したとされる。
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