小説
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刺す
冷気・痛み・細い先などが、体や皮膚を急に鋭く突く、この語の基本の意味。
gíro sáko frumó.
読み:ギーロ サーコ フルモー。
| gír-o | sáko | frumó |
| 刺す-<(重いものが)> | 塩<主格> | 傷<対格> |
「塩が傷を刺す。」
塩を傷口に当てたときのような、突然の鋭い痛みを表す日常的な用例。 sáko と frumó は重性で、動詞は3人称単数・重性の -o を受ける。重性名詞では対格語尾が見えず、語順 VSO で目的語が示される。
(冷気・痛みが)ずきりと刺す
凍えた風、湿った寒さ、痛みなど、体の中から急に走る鋭い感覚を指す。
glünlúin, gíro duléumo klér már.
読み:グリュンルーイン、ギーロ ドゥレウモ クレール マール。
| glünlúin, | gír-o | duléumo | klér | már |
| 凍りの頃 | 刺す-<(重いものが)> | 下風<主格> | 冷たい | 手<対格> |
「凍りの頃、冷たい下風が手を刺す。」
凍りの頃の冷気による刺すような感覚。凍りの頃を場面の枠として文頭に置く。 klér が主語 duléumo を修飾する。冷気が主語の言い方は、改まった場でも自然。
突き刺す
針・棘・氷の先など、物理的な先端が皮膚や隙間に点として入る。
gíro glünó brés.
読み:ギーロ グリュノー ブレース。
| gír-o | glünó | brés |
| 刺す-<(重いものが)> | 氷<主格> | 胸<対格> |
「氷が胸を刺す。」
氷そのものが胸を刺す物理的な感じ、あるいは冷たい氷によるずきりと刺す感覚。身体部位 brés は重性で、目的語も形を変えない。
冷気・痛み・細い先などが、体や皮膚を急に鋭く突く動作を表す基動詞。凍りの頃の冷気、霧の湿り、喉や目に入る細い殻、痛みの走る感覚などに使う。矢や光を放つ動作ではなく、痛みの結果状態そのものでもない。改まった場では、人が主語より、冷気や痛みが主語になる言い方が自然とされる。
動詞(他動詞)。主語は冷気・痛み・尖ったもの。刺される体や部位は対格。体験者は与格で受けることがある。完了相の語幹は gírs-。
古高原語 *gīr- から。単音節の基動詞として、細い先端が体に入る感覚を表す古い語根。
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