小説
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緑(葉・木立の緑)
葉や樹冠の色として、青すぎず黄ばみすぎない深い緑を述べる。
ésa fénla glóur.
読み:エーサ フェンラ グロール。
| és-a | fénla | glóur. |
| いる-<(軽いものが)> | 枝<主格> | 緑 |
「枝は緑だ。」
存在・繋辞の文。fénla は生えている枝の基本義(sense 1)で、軽性。動詞 ésa と形容詞 glóur は軽性単数に一致する。glóur は「草木の緑」を指す色語で、形容詞的に述語になる。
ké éso ráuvo glóur?
読み:ケー エーソ ラウヴォ グロール?
| ké | és-o | ráuvo | glóur? |
| <〜か> | いる-<(重いものが)> | 森<主格> | 緑 |
「森は緑か。」
日常の会話文。疑問は文頭の ké で作る。繋辞 éso は主語 ráuvo が重性・単数なので -o をとる。述語形容詞 glóur は主語の性・数・格に一致し、重性・単数・主格では無標で現れる。この文では、森の通常の緑色を尋ねる意味で使われている。
sórel, éso ráuvo glóur.
読み:ソーレル、エーソ ラウヴォ グロール。
| sórel, | és-o | ráuvo | glóur. |
| 今日, | いる-<(重いものが)> | 森<主格> | 緑 |
「今日は、森は緑だ。」
書物や年代記のような簡潔な記述。時詞 sórel を動詞の前に置いた場面の枠。主文は繋辞 éso に主語 ráuvo、述語形容詞 glóur が続く。glóur はここでは、葉や樹冠がもつ色としての緑を述べる。
ké ésa anrása táses glóur?
読み:ケー エーサ アンラーサ ターセス グロール?
| ké | és-a | anrása | tás-es | glóur? |
| <〜か> | いる-<(軽いものが)> | 上層の衣<主格> | <あなた>-<属格> | 緑 |
「あなたの上層の衣は緑ですか。」
くだけた日常会話で、相手の衣の最上層の色をたずねる文。所有の táses は名詞の後ろに置く。anrása は内側の衣と区別した衣の最上層を指す用法。
緑に茂る
森・谷・枝などについて、緑が濃く茂っているさまを言う。
ésa fénla glóur
読み:エーサ フェンラ グロール
| és-a | fénla | glóur |
| いる-<(軽いものが)> | 枝<主格> | 緑に茂る |
「枝が緑に茂っている。」
日常の観察で使う述語形容詞の文。主語 fénla が軽性単数主格なので、存在詞 és- は 3 人称単数軽性の -a を取り、形容詞 glóur は主格単数では語尾をもたない。
éso ráuvo glóur.
読み:エーソ ラウヴォ グロール。
| és-o | ráuvo | glóur. |
| いる-<(重いものが)> | 森<主格> | 緑に茂る |
「森は緑に茂っている。」
形容詞述語文は存在動詞és-で始め、「és-+主語+述語形容詞」の語順をとる。森は重性なので、動詞は3人称単数・重性の-oを受ける。
森や木立、葉の群れが見せる、黄みを抑えた深い緑を指す基本色形容詞。自然の樹木や森林の色を述べる通常の語として使われるが、草木由来の染色色にも使える。
形容詞語根。名詞の性・数・格に一致する。
古高原語 *glour-「木立の緑」からの派生語根。
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