huenér-

品詞
動詞
意味
抜ける
発音
[hueˈner]
読み
フエネール
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 抜ける

    息・声・煙などが、狭い孔や隙間から細く長く出ていく。

    huenéra þóuma es kórvos.

    読み:フエネーラ ソーマ エス コルヴォス。

    huenér-aþóumaeskórv-os.
    抜ける-<(軽いものが)>煙<主格>から倉-<属格>

    「倉から、細く煙が抜けていく。」

    日常。倉の隙間や入り口から、細い煙が静かに抜ける描写。主語 þóuma は軽性なので動詞は -a で受ける。源は es + 属格で表す。勢いよく吹き出す煙には使わない。

    huenéra hueníña

    読み:フエネーラ フエニーニャ

    huenér-ahueníña
    抜ける-<(軽いものが)>ため息声<主格>

    「ため息声が漏れる。」

    炉ばたでの日常的な場面。感情を伴う小さな声が、自然に外へもれる意。

    snǘlim, duói huenéra hueníña

    読み:スニューリン、ドゥオイ フエネーラ フエニーニャ

    snǘl-im,duóihuenér-ahueníña
    働く-<私が>,それから抜ける-<(軽いものが)>作業中の漏れ声<主格>

    「働いていると、うっかり声が漏れる。」

    作業の合間の場面。duói で、作業と声の漏れを継起につなげる。

  2. ため息のように漏れる

    弱さや気配を伴って、かすかに漏れて出る。

    huenéra húena un sóndelei.

    読み:フエネーラ フーエナ ウン ソンデレイ。

    huenér-ahúenaunsóndel-ei.
    抜ける-<(軽いものが)>ため息<主格>内に書物-<与格>

    「書物のなかで、ため息が漏れる。」

    書物・文学的な表現。文章の行間から語り手の心持ちが漏れ出る意。húena は軽性。抽象的な場にも un + 与格を用いる。感情を直接述べるのではなく、静かににじませる書き方。

解説

「ため息」を意味する語から動詞化された婉曲的な語。息・声・煙などが、孔や隙間から、ため息のように細く、やや弱く、長く抜けていくことを表す。単なる漏出ではなく、内側の気配や心持ちまで外へもれるような含みがある。炉の壁の割れ目から細く上る煙、戸口から逃れる声、寒さで白く漏れる息などに使い、破裂音や激しい風には使わない。改まった場では、息や声について遠回しに言う語として好まれる。

文法

自動詞。名詞語幹 húen- に動詞化接辞 -ér- を付けた派生動詞。接辞が強勢をとり、語幹の母音は無強勢になる。

語源

húena「ため息」+-ér-「名詞から動詞を作る接辞」

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