小説
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水に浸み込んで濡れる
外部からの水が物の内側にまで入り込み、全体が濡れる。
ái, ilméra plána!
読み:アイ、イルメーラ プラーナ!
| ái, | ilmér-a | plána! |
| おや | 濡れる-<(軽いものが)> | 帳簿<主格> |
「おや、帳簿が濡れている。」
日常会話。紙の帳簿が外から水を含んで濡れ重くなっている様子を見る。動詞の ilmér- は、表面が少し湿るだけでなく、物の内側にまで水が入った含みを帯びる。
水を吸って傷む
紙や布などが水を吸い、重くなって痛みはじめる。
ilméra dóulin píma.
読み:イルメーラ ドーリン ピーマ。
| ilmér-a | dóulin | píma. |
| 濡れる-<(軽いものが)> | もう | 紙<主格> |
「紙はもう水を含んで傷んでいる。」
書物・記録の場面。dóulin「もう」を動詞の直後に置くことで、紙がすでに水を含み、元の状態へは戻りにくくなっていることを示す。紙のような吸い込みやすい対象について、 ilmér- は「濡れた」より「水傷みした」含みを強める。
水の名詞から作られた動詞。外部からの水が物体の内部にまで浸み込み、物体が水を含んで濡れ重くなる変化を言う。紙・布・木片・衣などの吸い込みやすい物について、水に浸されて傷む様子を語るのに合う。単に表面が湿るのではなく、水が中にまで入り込み、物が重くなることを含意する。
自動詞。接尾辞 -ér- は強勢をもつ。他動詞的に「濡らす」意味を作る場合は ilmériþ- の形をとる。
古高原語 *ilmo-「水」の語幹 ilmo- を縮約し、名詞から動詞を作る接尾辞 -ér-「〜になる・〜をなす」を付けたもの。
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