kául-

品詞
動詞
意味
満ちる
発音
[ˈkaul]
読み
カウル
分野
数詞・数量

意味

  1. 満ちる

    器・水・腹・月などが、定まった量に達して欠けなくなる。

    káulo dóulin kórvo.

    読み:カウロ ドーリン コルヴォ。

    kául-odóulinkórvo.
    満ちる-<(重いものが)>もう倉<主格>

    「倉はもう満ちている。」

    帳簿や記録にありそうな文。dóulin は動詞直後に置かれる相の副詞。kórvo は重性o語幹。

    káulo kúrmo só un aurándoi.

    読み:カウロ クルモ ソー ウン アウランドイ。

    kául-okúrmosóunauránd-oi
    満ちる-<(重いものが)>大壺<主格>この<重性>内社-<与格>

    「この大壺は社の中で満ちている。」

    祭祀で、社のうちに置かれた大壺が満ちていることを述べる言い方。動詞は自動詞「満ちる」で、重性 o 語幹の主語に一致する。

  2. 満月となる

    月について用い、輪の欠けがなくなることを表す。

    káula álmar sé.

    読み:カウラ アルマル セー。

    kául-aálmarsé.
    満ちる-<(軽いものが)>白月<主格>この<軽性>

    「この白月が満ちる(満月となる)。」

    暦や儀礼の読み上げ向き。月について kául- は輪の欠けがなくなることを表す。álmar は軽性子音語幹、指示詞 sé は軽性。

  3. 腹が満たされる

    腹について、空腹や物足りなさが収まった量を表す。

    káulo bélo.

    読み:カウロ ベーロ。

    kául-obélo.
    満ちる-<(重いものが)>腹<主格>

    「腹が満たされる(腹が減らない)。」

    身体語。bélo は重性o語幹。空腹や物足りなさが収まった状態を、受動の語形ではなく「腹が満ちる」形で言う。

解説

器・壺・倉・水面・月・腹などが、決まった量に達して欠けなくなることを表す基本動詞。溢れて外へ出ることを主眼にはせず、量に不足のない段階に達することを指す。満月、縁まで上がった水、腹の充足、器や倉の満杯に使う。主語は満ちるもの。他動詞的に「満たす」意を出す場合は使役形を添える。

文法

自動詞。使役形 kaulíþ- で他動詞的に「満たす」意を出す。

語源

古高原語 *kául- から。器や壺を縁まで注ぐ意の古い動詞根が、高原の倉・壺・月見の語法に従って、量の欠けなさ表す基本動詞になった。

語幹の異形

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