小説
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貼りつく
湿った物や冷気が、物の表面に触れて離れなくなる。
kláno plíndo húmel krúloi
読み:クラーノ プリンド フーメル クルーロイ
| klán-o | plíndo | húmel | krúl-oi |
| 貼りつく-<(重いものが)> | 荷札<主格> | 湿った | 壁-<与格> |
「湿った荷札が壁に貼りつく。」
主語 plíndo は HV(荷札は材木由来のため重性)。貼りついた先は与格 krúl-oi で示す。húmel は単数主格で無表示。意図的な貼り付けではなく、湿気が原因で紙・木札などが表面から離れなくなった場面。
こびりつく
泥・煤・霜などが表面にこぼれつき、払い落とすまで離れない。
kláno súm plánei
読み:クラーノ スーン プラーネイ
| klán-o | súm | plán-ei |
| こびりつく-<(重いものが)> | 煤<主格> | 帳簿-<与格> |
「煤が帳簿にこびりつく。」
súm「煤」は HV の不可名詞として扱う。貼りついた先 plána「帳簿」は LT の a語幹で、与格は plán-ei。書物・帳簿の管理に関わる場面。払い落としがむずかしい煤のつき方。
湿った布、紙、毛織物、荷札、泥、煤、冷気などが、物の表面に触れたまま離れなくなることを表す、古い動詞語根。単に物が着く・止まるというより、湿り・粘り・冷気が物を引き留めて、外そうとしても裏側まで引きつれるような状態を指す。貼りつくもの(布・紙・泥・煤・冷気など)を主語とし、貼りついた先は与格で示す。意図的に「貼り付ける」意には使わない。帳簿・荷札・雨期の紙・屋根裏の煤・霧の湿気など、生活のあらゆる場面に使える、やや古風で中立的な語。
自動詞。貼りついた先には与格をとる。完了語根は kláin-。
古高原語 *klān- から。高原の古い付着語彙の中心。
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