klán-

品詞
動詞
意味
貼りつく
発音
[ˈklan]
読み
クラン
分野
基本動作

意味

  1. 貼りつく

    湿った物や冷気が、物の表面に触れて離れなくなる。

    kláno plíndo húmel krúloi

    読み:クラーノ プリンド フーメル クルーロイ

    klán-oplíndohúmelkrúl-oi
    貼りつく-<(重いものが)>荷札<主格>湿った壁-<与格>

    「湿った荷札が壁に貼りつく。」

    主語 plíndo は HV(荷札は材木由来のため重性)。貼りついた先は与格 krúl-oi で示す。húmel は単数主格で無表示。意図的な貼り付けではなく、湿気が原因で紙・木札などが表面から離れなくなった場面。

  2. こびりつく

    泥・煤・霜などが表面にこぼれつき、払い落とすまで離れない。

    kláno súm plánei

    読み:クラーノ スーン プラーネイ

    klán-osúmplán-ei
    こびりつく-<(重いものが)>煤<主格>帳簿-<与格>

    「煤が帳簿にこびりつく。」

    súm「煤」は HV の不可名詞として扱う。貼りついた先 plána「帳簿」は LT の a語幹で、与格は plán-ei。書物・帳簿の管理に関わる場面。払い落としがむずかしい煤のつき方。

解説

湿った布、紙、毛織物、荷札、泥、煤、冷気などが、物の表面に触れたまま離れなくなることを表す、古い動詞語根。単に物が着く・止まるというより、湿り・粘り・冷気が物を引き留めて、外そうとしても裏側まで引きつれるような状態を指す。貼りつくもの(布・紙・泥・煤・冷気など)を主語とし、貼りついた先は与格で示す。意図的に「貼り付ける」意には使わない。帳簿・荷札・雨期の紙・屋根裏の煤・霧の湿気など、生活のあらゆる場面に使える、やや古風で中立的な語。

文法

自動詞。貼りついた先には与格をとる。完了語根は kláin-。

語源

古高原語 *klān- から。高原の古い付着語彙の中心。

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