小説
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斜面
足場となる地面が傾いた面そのもの。
mé trún du klivó, endríña!
読み:メー トルーン ドゥ クリヴォー、エンドリーニャ!
| mé | trún | du | klivó, | endríña! |
| <禁止・願いの打ち消し> | 転がる<命令法><あなたが> | 下手 | 斜面<対格> | 子<主格> |
「斜面を転げ落ちるな、子ども!」
子どもへの禁止。命令法の 2人称単数は語幹がむき出しになり trún となる。þréun- が一度つまずいて倒れるのに対し、trún- は何度も回転しながら下へ行く含みがある。縁や崖道のくだけた言葉では直説法 trúna の語末母音が落ちて trún ともなり、命令形と同形に見える。
þrála endríña an klivó.
読み:スラーラ エンドリーニャ アン クリヴォー。
| þrál-a | endríña | an | klivó. |
| 登る-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 上手 | 斜面<対格> |
「子どもが斜面を登っていく。」
日常の場面。þrál-は足で地面を踏んで上る物理的な上昇を表す。主語は人であるため軽性で、動詞は3人称単数軽性の-aで一致する。方向のanは上方向・北方向を示し、後続の斜面を対格で受ける。
傾いた地盤
住居・作業・運びの文脈で、傾きのために足場が悪い部分を指す。
地面そのものが傾いた面を指す、やや中立的な地形語。上手・下手といった高さの方向ではなく、足場として傾いた地盤を名指す。丘の頂部や峰、谷底の平地、段状の石段ではなく、連続した傾面を指す。荷を担ぐ道や家屋の建て場所、段々畑の縁など、傾きの危険や作業のしにくさを述べる場面で使われる。
重性o語幹。語根 klív- に重性の物名を作る接尾辞 -ó を付けた語で、強勢は語末の -ó に立つ。
古高原語 *klív-「足場が傾く」+ -ó「〜するもの(重性)」
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