kréul-

品詞
動詞(自動詞)
意味
首を振る
発音
[ˈkreul]
読み
クレウル
分野
基本動作

意味

  1. 首を振る

    首を左右に振って「違う・知らない・いいえ」と示す身振り。

    mé kréul!

    読み:メー クレウル!

    mékréul!
    <禁止・願いの打ち消し>首を振る<命令法><あなたが>

    「首を振ってはいけませんよ。」

    くだけた日常の禁止。禁止は mé+命令法で、命令法2人称単数は語幹をそのまま語末に置く。身振りをやめさせる言い方。

    ké kréula endríña sé?

    読み:ケー クレウラ エンドリーニャ セー?

    kékréul-aendríñasé?
    <〜か>首を振る-<(軽いものが)>子<主格>この<軽性>

    「この子は首を振ったのか。」

    日常のはい/いいえの疑問。文頭に ké を置く。主語の軽性名詞句は名詞の後に指示詞を置き、句末は指示詞が目印になる。

  2. 拒む

    相手の言葉や提案を、首を振って受け入れないこと。比喩的に、合意や流れに従わないこと。

    kreuléla houmár, un houmbrúndoi.

    読み:クレウレーラ ホウマール、ウン ホウンブルンドイ。

    kreul-él-ahoumár,unhoumbrúnd-oi.
    拒む-<〜だろう>-<(軽いものが)>家の主<主格>中に寄り合い-<与格>

    「寄り合いの席では、家の主は拒むのでございましょう。」

    改まった場での推し量り。直説法で断定せず、推量法で述べる。un+与格で「寄り合いの中で」。上位者や目上の人の行為を直接的に報告しない作法を示す。

    na þúla ólmar, kréula.

    読み:ナ スーラ オルマル、クレウラ。

    naþúl-aólmar,kréul-a.
    <〜ない>従う-<(軽いものが)>年長者<主格>拒む-<(軽いものが)>

    「年長者は従わず、首を振って拒んだ。」

    比喩的な「拒む」。þúl-「従う」を否定して合意の流れに従わないことを示し、kréul-で拒否を表す。主語は前の節にのみ現れ、後節は動詞の一致だけ。

解説

首を左右に振って「違う・知らない・いいえ」と示す動作。vrén-「うなずく」の対義。高原では縦の軸(上・下)が世界の見方の中心なので、横に振るこの動きは「上にも下にも行かない」拒否と見られる。くだけた場では身振りと同時に kréul!(命令形)だけで通じる。改まった場では推量法や遠回しな推し量りの言い方に言い替えることが多く、目上の人に対しては身振りだけで済ませ、言葉では「そうではありませんでございましょう」のような推量の形で受ける。

文法

自動詞。完了語根は母音 e→ee の規則で kréelul-。

語源

古高原語 *kréulon から。横に揺れる動きを表す古い語根。語源は不詳。

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