krúm-

品詞
動詞
意味
抱える
発音
[ˈkrum]
読み
クルム
分野
基本動作

意味

  1. 抱える

    両腕で対象を胸の高さに引きつけて支える。薪の束を胸に抱えて運ぶ、子どもを腕に抱く、仔山羊を抱えて渡る、などの用例がある。

    krúm vrúndo!

    読み:クルーン ヴルンド!

    krúmvrúndo!
    抱える<命令法><あなたが>束<対格>

    「束を抱えなさい。」

    荷物の扱いについて指示する日常の文。命令法2単は語幹そのまま。語末のmはそのまま語末に立てられる。

    krúmim endríñan.

    読み:クルーミン エンドリーニャン。

    krúm-imendríñ-an.
    抱える-<私が>子ども-<対格>

    「私は子どもを抱えている。」

    家庭の場面。krúm-は人を両腕で胸の高さに引きつけて支える動作にも使う。endrīñ-「子ども」の単数対格は-anをとる。

    éso sindrasímbo krúmoi némes.

    読み:エーソ シンドラシンボ クルーモイ ネーメス。

    és-osindrasímbokrúm-oiném-es.
    いる-<(重いものが)>役札<主格>腰-<与格><私>-<属格>

    「私には腰に役札がある。」

    日常文。存在の文は動詞és-が主語に一致し、重性o語幹のsindrasímboは単数名詞。身体部位に属するものを示すときは、与格の身体部位krúm-oiに、属格の人称代名詞ném-esを後置する。腰に役札を下げていて、現在役にあることを示す場面。

    sindrér krúmoi, ende.

    読み:シンドレール クルーモイ、エンデ。

    sindrérkrúm-oi,ende.
    締める<命令法><あなたが>腰-<与格>どうぞ

    「腰に帯を締めてください。」

    身支度の際のくだけた依頼。krúm-oi は重性o語幹 krúmo の単数与格で、身体上の付着点・位置を表す。与格接辞は -oi。命令法に ende を添えることで、市場でも自然な軽い依頼になる。

    krún fáron só krúmoi, ende.

    読み:クルーン ファーロン ソー クルーモイ、エンデ。

    krúnfáronsókrúm-oi,ende.
    支える<命令法><あなたが>荷<対格>この<重性>腰-<与格>どうぞ

    「この荷を腰で支えてください。」

    荷の受け渡しや運び作業での手順指示。対象 fáron só に次いで、荷を支える位置としての腰を krúm-oi の与格に取る。与格接辞は -oi。裸語幹の命令に ende を添えて、依頼の形にしている。

解説

両手で対象を体の前に引きつけて支える動作。薪の束、毛山羊の仔、寝ている子どもなどに応用される。背中にのせる、肩にかける、片手で持つといった動作とは区別される。日常の中性の語で、家庭の場面や、荷物の扱い方について指示する文に現れる。

語源

古高原語 *krúm- から。もとは両腕を曲げて囲む動作の語根で、語末の -m- は腕の力を込めた閉じる動作の名残とされる。

語幹の異形

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