小説
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金の落葉樹
乾風期の初めに葉が金色になって散る針葉樹。
ésa líndra ámbel.
読み:エーサ リンドラ アンベル。
| és-a | líndra | ámbel. |
| いる-<(軽いものが)> | 金の落葉樹<主格> | 黄色い |
「金の落葉樹が黄色く色づいている。」
乾風期の初めの景色を述べた文。生えている木なので軽性で、繋辞は -a をとる。述語の形容詞 ámbel も、主語の軽性・単数・主格に一致している(語尾なし)。
sén, ésa líndra téndoi!
読み:セーン、エーサ リンドラ テンドイ!
| sén, | és-a | líndra | ténd-oi! |
| 見る<命令法><あなたが> | いる-<(軽いものが)> | 金の落葉樹<主格> | あそこ-<与格> |
「「見ろ、あそこに金の落葉樹があるぞ。」」
命令法の2人称単数は、むき出しの語幹 sén で言う。身近な相手に向けた下向きの言い方。後半は存在の文で、és- が文頭に来る。目上の人には、願望法の3人称を使って luuménde のように言う。
新しい年・去りゆく美しさ
詩で、新しい年や、去りゆくものの美しさのたとえ。
lúin ésa líndra ível, sáila nourá némes.
読み:ルーイン エーサ リンドラ イーヴェル、サイラ ノウラー ネーメス。
| lúin | és-a | líndra | ível, | sáil-a | nourá | ném-es. |
| とき | いる-<(軽いものが)> | 金の落葉樹<主格> | 新しい | 喜ぶ-<(軽いものが)> | 心<主格> | <私>-<属格> |
「新しい年を迎えて、わが心は喜びにあふれます。」
手紙の冒頭に添える季節の句の型。「金の落葉樹が新しくなるとき」で「新年を迎えるとき」の意味になる。年の始まりと、金の落葉樹が色づく乾風期の初めが重なることから生まれた詩語。
brúuma líndra, na hóina.
読み:ブルーマ リンドラ、ナ ホイナ。
| brúum-a | líndra, | na | hóin-a. |
| 落ちる-<(軽いものが)> | 金の落葉樹<主格> | <〜ない> | 帰る-<(軽いものが)> |
「金の葉は散り、もう戻らない。」
去りゆく美しさを詠む詩句。過ぎた若さや亡くなった人をしのぶときに、会話の中でも引かれる。二つの節が接続詞なしで並び、区切りの印で区切られている。
乾風期の初めに葉が金色に変わって散る針葉樹。季節の移り変わりの象徴で、詩によく詠まれる。年の始まりのころに色づくことから、詩の中では比喩としても使われる。
軽性・a語幹(①型、語根に強勢)。対 líndran、複 líndrai。
古高原語から受け継いだ語。
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