ombríl

品詞
名詞(重性・子音語幹)
意味
句
発音
[omˈbril]
読み
オンブリル
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 句

    詩の一行。

    lísim sénþar ombrílur.

    読み:リーシン センサル オンブリールル。

    lís-imsénþarombríl-ur.
    書く-<私が>百句-<〜らの>

    「「詩句を百句書き写す。」」

    詩は句 ombríl で数える。sénþar は名詞として働くので、ombríl を複数属格でとる。雨期にこもって詩集を写す場面で使う文。

    lúin gléna ólmar ombríl sáun, sáilimor.

    読み:ルーイン グレーナ オルマル オンブリール サウン、サイリモル。

    lúinglén-aólmarombrílsáun,sáil-imor.
    とき答える-<(軽いものが)>年長者<主格>句<対格>吉い<重性><対格>喜ぶ-<我々が>

    「「年長の方が吉い句を返すと、我々は喜ぶ。」」

    詩の挨拶で、目下の者が先に詠み、目上の者がうまく句を返したときのことを言う文。返しの句がうまく続くと、その出会いは吉とされる。sáun は軽性・対格の ombrílan に一致して sáunan になる。

    ésa tíula ombrílur sélvanes gléin.

    読み:エーサ ティーウラ オンブリールル セルヴァネス グレーン。

    és-atíulaombríl-ursélvan-esgléin.
    いる-<(軽いものが)>響き<主格>句-<〜らの>セルヴァン-<属格>清い

    「「セルヴァンの句の響きは清らかだ。」」

    人の詩をほめるときの言い方。詩は句と拍で数え、句の響き(強勢と音節の重さの並び)が整っていることが教養の証とされる。名詞句の中では、中心の名詞 tíula の後ろに属格が続く。繋辞と述語の形容詞は、軽性の主語 tíula に一致している。

    léunim ín ombríl.

    読み:レウニン イーン オンブリール。

    léun-imínombríl.
    申す-<私が>一句<対格>

    「一句申し上げます。」

    詩の挨拶の前置き。目下の者が先に詠むときに言う。léun- は「言う」の謙譲の補充形。ín「一」の後ろの名詞は単数になる。ombríl は重性の子音語幹なので、対格も主格と同じ形。

    ké ráines ombríl só?

    読み:ケー ライネス オンブリール ソー?

    kéráin-esombrílsó?
    <〜か>知る-<あなたが>句<対格>この<重性>

    「この句を知っているか。」

    同じ段か目下の相手への、くだけた問い。ombríl は重性なので、指示詞は重性の só を使う。「はい」「いいえ」にあたる語はなく、ráinim(知っている)か na ráinim(知らない)と動詞を繰り返して答える。

    ké pándes ombríl só?

    読み:ケー パンデス オンブリール ソー?

    képánd-esombrílsó?
    <〜か>刷る-<あなたが>十拍の句<対格>この<重性>

    「この句を刷るのか。」

    詩合わせで勝った詩は木版で刷られて広まる。その刷りを話題にした、並びか下向きの問い。ombríl「十拍の句」は重性なので、主格と対格が同じ形になり、指示詞は só を使う。直説法には法の印がなく、時制もないので、「刷るのか」とも「刷っているのか」とも訳せる。

  2. 十拍の句

    とくに宮廷の定型である十拍の行。

    na éso ó ombríl, ésa virá rúgal.

    読み:ナ エーソ オー オンブリール、エーサ ヴィラー ルーガル。

    naés-oóombríl,és-avirárúgal.
    <〜ない>いる-<(重いものが)>それ<重性>十拍の句<主格>いる-<(軽いものが)>言葉<主格>粗い

    「それは十拍の句ではない。粗い言葉だ。」

    詩合わせで、拍の数や重さの並びが定型から外れた句を退けるときの言い方。読み上げられた句を重性の代名詞 ó で受け、繋辞も重性の éso にしている。後半の virá は軽性なので、繋辞は ésa になる。主節を二つ並べるので、あいだに区切りを入れる。

    lísa lisár dáumbar ombrílul.

    読み:リーサ リサール ダウンバル オンブリールル。

    lís-alis-árdáumbarombríl-ul.
    書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>二十十拍の句-<〜たちを>

    「書記は十拍の句を二十書く。」

    雨期に家にこもって詩を作る習わしを述べた文。時制がないので、「書く」とも「書いた」とも訳せる。三以上の数詞の後ろの名詞は複数になる。重性名詞の複数対格は -ul。

解説

詩の一行。宮廷の定型は十拍の句で、句の中の拍の数と重さで韻律を整える。詩を数えるときは句の数で言うことが多い。

文法

重性③型:ombríl/ombrílos/ombríloi、複 ombrílul

語源

ombár「十」から。もとは十拍の句を指した。

説明に出てくる語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する