小説
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見下ろす
高所から下界に視線を落とし、下の様子や危険の有無を確かめる。
plóura faronár vól.
読み:プローラ ファロナール ヴォール。
| plóur-a | faron-ár | vól |
| 見下ろす-<(軽いものが)> | 荷-<〜する人・主格> | 地面<対格> |
「運び人が地面を見下ろす。」
日常の基本文。崖縁や高い道から下の地面に視線を落とし、足元や危険の有無を確かめる場面を想定する。主語 faron-ár は人を含み軽性なので、動詞は軽性の3人称単数 -a をとる。目的語 vól は重性だが、重性名詞の主格と対格は同形で、VSO語順によって目的語として解釈される。
高所から下を確かめる
崖・屋根・見張り台などから、下にある縁・氷・通路・荷などの安全を確認する。
anórel, plóursa funelár tráumo.
読み:アノーレル、プロールサ フネラール トラウモ。
| anórel, | plóurs-a | funel-ár | tráumo |
| 昨日 | 見下ろす<〜し終えた>-<(軽いものが)> | 綱-<〜する人・主格> | 渡り氷<対格> |
「昨日、綱番は渡り氷を見下ろして確かめた。」
書物・年代的記述向きの文。anórel を場面の枠として動詞の前に置いている。plóur- は二重母音を含む語根なので、完了相では語根に -s- を添えた plóurs- になる。意味2として、渡り氷の安全確認が済んだ事実を記録する文である。
高所から下の地面・縁・水面・霧・荷などへ視線を落とし、下の世界の様子を確かめる基本動詞。視線の向きそのものより、上にある者と下にある世界の落差を踏まえて状態を視認する含みがある。屋根、見張り台、崖道、高座などから使う。人を対象にする場合は、相手の段より高い位置から見る行為となり、一般的に無礼とされるため、物・土地・縁・氷・霧などに使うのが自然である。
動詞語根・規則。
古高原語 *plōura- から。下方への動きを表す *-ura- を含む古い語根。
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