小説
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油
布や革、木口へ引いて防水・保護をする油。樹脂や蜜と違い、塗り広げて浸透させることを目的とする。
auliníþa ráuvan sléumo.
読み:アウリニーサ ラウヴァン スレウモ。
| au-liníþ-a | ráuvan | sléumo |
| <お〜になる・御〜>-塗る-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 油<対格> |
「森の巫が(灯のために)油を塗っていらっしゃる。」
儀礼・書面的な場面の文。尊敬の接頭辞 au- を動詞に付けて、話題の高位者を高める。主語 ráuvan は人なので軽性で、動詞は 3人称単数 -a を受ける。
獣脂
獣の脂肪から採った油。食用よりも、道具の保護や仕上げに使う場合を主に指す。
防水油
仕上げ用に配分された布油や皮油。単品の固有名詞として市帳簿に立てられる。
常温で粘性が低く、布・皮・木へ塗り込んで防水や滑り止めにする油状の脂を、樹脂・蜜・蝋と区別して指す語。原義は獣の皮下脂肪を煮出して採る油で、木の実や種から採る油、市で扱う布油までこの語で総称する。塗るという行為そのものより、塗布して布目を埋め、水を返すための材料としての油を指す。改まった文では湿った重い物として重性で受ける。
重性o語幹。語根 sleum-。
古高原語 *sleum-「布へ引く油」から。
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