trél-

品詞
動詞(他動詞)
意味
かき混ぜる
発音
[ˈtrel]
読み
トゥレル
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. かき混ぜる

    棒や匙や指で粥・汁・墨などの内容を円運動させて混ぜる。

    trélau líura si endríña þúumo.

    読み:トレーラウ リーウラ シ エンドリーニャ スーモ。

    trél-aulíurasiendríñaþúumo.
    混ぜる-<双数>女<主格>と子ども<主格>汁<対格>

    「女と子どもが汁をかき混ぜている。」

    単数の主語が二つ並ぶので動詞は双数になる。女と子どもという二人組が粥や汁を混ぜる日常的な場面。þúumo は重性o語幹で対格同形。

  2. (灰を)かき立てる

    炉の灰をかき分けて、下に眠る燠(熾火)を再び燃え立たせる。

    tréla unlóur ólmar eelþó.

    読み:トレーラ ウンロール オルマル エールソー。

    trél-aunlóurólmareelþó.
    混ぜる-<(軽いものが)>まだ年長者<主格>灰<対格>

    「年長者はまだ灰をかき立てている。」

    炉ばたの儀礼でも行われる動作。unlóur「まだ」は動詞の直後、主語の前に置く。灰 eelþó は重性o語幹で、単数の対格が主格と同形である。

解説

棒・匙・指で中身を円運動させて混ぜる行為を広く表す。灰をかき分けて燠を起こす、粥を匙で回して火を通す、墨を石の上で練って溶く、汁を鍋の中で回す、などがこの語の範囲に入る。炉ばたの日常の動作として最も頻度の高い語で、くだけた言葉でも改まった言葉でもそのまま使う。

そのほかの用例

éso trélmo só, téir trélmul.

読み:エーソ トレルモ ソー、テール トレルムル。

és-otrélmosó,téirtrélm-ul.
いる-<(重いものが)>棚<主格>この<重性>三棚-<〜たちが>

「この棚は三段ある。」

意味2。多段棚の高さとしての trélmo を数える例。主語 trélmo は単数、述語名詞 téir trélmul は複数主格。用例では主語に原形 trélmo を立てる。

monlína andaulóura téir kúrmul trélmoi

読み:モンリーナ アンダウローラ テール クルムル トレルモイ

monlín-aandaulóuratéirkúrm-ultrélm-oi
並べる-<(軽いものが)>祖母<主格>三壺-<〜たちを>棚-<与格>

「祖母は棚の上に三つの壺を並べる。」

日常の倉・棚まわりの言い方。棚のような場所は裸の与格で置く。数量を示す数詞は名詞の前に置く。

文法

他動詞。直説法3単:tréla(軽性主語)/trélo(重性主語)。

語源

古高原語 *trelo- から。語源不明の動詞語根。tr 子音群が円運動の反復的な動きを象徴する。

語幹の異形

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