éul

品詞
形容詞
意味
別の流れの
発音
[ˈeul]
読み
エウル
分野
人・親族

意味

  1. 別の流れの

    婚姻でつながった、自分と別の家系に属する(親族)。

    tóra ambrél éul némes sórel.

    読み:トーラ アンブレール エウル ネーメス ソーレル。

    tór-aambréléulném-essórel.
    来る-<(軽いものが)>兄・姉別の流れの<私>-<属格>今日

    「今日、義理の兄(姉)が来る。」

    ambrél éul「別の流れの兄・姉」は、配偶者の兄・姉と、兄・姉の配偶者のどちらも指す。自分と同じ家系かどうかを重んじ、どういうつながりで別の流れになったのかは区別しない。名詞句は「名詞–形容詞–属格」の順で、éul は軽性・単数・主格なので語尾がつかない。

    dulísim sáindaran anlóurei éulei.

    読み:ドゥリーシン サインダラン アンローレイ エウレイ。

    du-lís-imsáindar-ananlóur-eiéul-ei.
    <〜させていただく>-書く-<私が>証文-<対格>親-<与格>別の流れの-<軽性・与格>

    「義理の親に、証文を書いて差し上げます。」

    婚姻の取り決めなどで使う改まった言い方。anlóur éul「別の流れの瀬上」は配偶者の親を指す。謙譲の du- で自分の行いを低めている。形容詞 éul は、修飾する anlóurei に合わせて軽性・与格の -ei をとる。

  2. よその家の

    親族名称以外に添えて、自分の流れに属さない、よその家の(人・もの)を表す。

    mé mán tambór éul!

    読み:メー マーン タンボール エウル!

    mémántambóréul!
    <禁止・願いの打ち消し>食べる<命令法><あなたが>雑穀<対格>よその家の

    「よその家の雑穀を食べるな。」

    子どもに言い聞かせる日常の禁止。親族名称以外の名詞に添えると、éul は「自分の家の流れに属さない、よその家の」の意味になる。tambór は重性なので主格と対格が同じ形で、éul も重性・対格の語尾なしの形で一致する。

    ké sénes keláran éulan?

    読み:ケー セーネス ケラーラン エウラン?

    késén-eskel-ár-anéul-an?
    <〜か>見る-<あなたが>伐る-<〜する人>-<対格>よその家の-<軽性・対格>

    「よその家の樵を見かけたか。」

    村の中のくだけた問い。はい・いいえで答える問いは文頭の ké で作る。2人称を使っているので、下向きか並びの話し方になる。kelár は軽性の子音語幹で、対格は -an。éul も軽性・対格の -an で一致する。答えるときは動詞を繰り返し、sénim「見た」か na sénim「見ていない」と言う。

解説

親族名称の後ろに置いて、その親族が自分と同じ流れ(家系)ではなく、婚姻によってつながった別の流れの者であることを示す。anlóur éul「別の流れの瀬上」=配偶者の親(義理の親)、brél éul「別の流れのきょうだい」=義理のきょうだい。何もつけない親族名称は、同じ流れの者を指す。高原では、同じ流れかどうかが父方・母方の区別より重い。

文法

形容詞(名詞の後ろに置き、性・数・格に一致する)。軽性:éul/éulan/éules/éulei、複 éulai

語源

古高原語 *éula「よその水」から(とされる)。

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