小説
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きょうだい
同じ流れで同じ瀬の親族。年の上下を問わない言い方。
ké ésa brél tásei? ésau brélau némei.
読み:ケー エーサ ブレール ターセイ?エーサウ ブレーラウ ネーメイ。
| ké | és-a | brél | tás-ei? | és-au | brél-au | ném-ei. |
| <〜か> | いる-<(軽いものが)> | きょうだい<主格> | <あなた>-<与格> | いる-<双数> | きょうだい-<双数> | <私>-<与格> |
「「お前にはきょうだいがいるか?」「きょうだいが二人いる。」」
二人の発話。所有の動詞は持たれているほうに一致するので、答えでは人称ではなく数が変わり、双数の ésau になる。brél は年の上下を問わない言い方で、上下を言うときは ambrél・dubrél を使う。
vóila lourvirár þeláis brélar sélvanes.
読み:ヴォイラ ロウルヴィラール セライス ブレーラル セルヴァネス。
| vóil-a | lourvirár | þel-áis | brél-ar | sélvan-es. |
| 読む-<(軽いものが)> | 系譜読み<主格> | 名前-<〜たちを> | きょうだい-<〜らの> | セルヴァン-<属格> |
「系譜読みが、セルヴァンのきょうだいたちの名を読み上げる。」
婚姻の取り決めで、系譜の巻を読み交わす場面の文。名詞の後ろに属格を二つ重ねて、「名前・きょうだいたちの・セルヴァンの」の順に並べる。書かれた名前を読むことは禁忌に当たらない。
prénda líura ráun bréles es ráunos ráimaros.
読み:プレンダ リーウラ ラウン ブレーレス エス ラウノス ライマロス。
| prénd-a | líura | ráun | brél-es | es | ráun-os | ráimar-os. |
| 移る-<(軽いものが)> | 女<主格> | 流れ<対格> | 兄弟-<属格> | から | 流れ-<属格> | ライマル-<属格> |
「その女はライマルの流れから離れて、きょうだいの流れへ移った。」
記録文・儀式の文を想定する。意味2は離縁して元の家の流れへ戻る場合にも使う。行き先となる家系の流れを直接目的語に置き、離れていく家系を es と属格で表す。前置詞句では頭名詞「流れ」も属格になる。
houmnílau andaulóura si brél elþán.
読み:ホウンニーラウ アンダウローラ シ ブレール エルサーン。
| houmníl-au | andaulóura | si | brél | elþ-án. |
| 炉を(火を)続ける-<双数> | 祖母<主格> | と | 兄弟<主格> | 火-<対格> |
「祖母と兄弟は炉を続ける。」
二つの単数名詞を si で並べると、動詞は双数になる。brél はきょうだいの総称。家庭の炉維持の日常語で、改まった場では使わない。
同じ流れに属する同じ世代(同じ瀬)の親族。実のきょうだいのほか、同じ流れのいとこもこの語に含まれる。年の上下を言うときは ambrél・dubrél を使い、brél だけでは上下を言わない総称になる。高原の親族名称では、年の上下が性別よりも大事にされる。
名詞(軽性・子音語幹)。対 brélan、双 brélau(二人きょうだい)、複 brélai
古高原語 *bréla「同じ水」から(とされる)。
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