þín-

品詞
動詞
意味
摘む
発音
[ˈθin]
読み
ティーン
分野
基本動作

意味

  1. 摘む

    芽・若芽・茎先・つぼみを、親指と人差し指で軽く折って採る。

    þínim lénþan sórel

    読み:シーニン レンサン ソーレル

    þín-imlénþ-ansórel
    摘む-<私が>若菜-<対格>今日

    「今日、若菜を摘む。」

    日常の草摘み。主語の「私」は語尾 -im で示し、代名詞は省く。時間表現 sórel は文後に置いた。

    ké þínes lénþan

    読み:ケー シーネス レンサン

    kéþín-eslénþ-an
    <〜か>摘む-<あなたが>若菜-<対格>

    「若菜を摘むのか。」

    日常の素朴な問い。ké が文頭に立ち、2人称単数の語尾 -es で主語を表す。

    ké þínes lénþan?

    読み:ケー シーネス レンサン?

    kéþín-eslénþa-n?
    <〜か>摘む-<あなたが>若菜-<対格>

    「若菜を摘むのか。」

    日常会話での問い。疑問の小辞 ké を文頭に置く。動詞 þín-「摘む」の2人称単数現在 þín-es。若菜 lénþa は軽性a語幹として、語幹 lénþa に目的語の対格接辞 -n をつけ lénþa-n とする。上向きの礼法場面では2人称を使わず、推量法や願望法に言い換える。

  2. 先を摘み取る

    枝先や茎の先端についている若い部分を、手早く摘み集める。

解説

若い芽、若芽、茎先、つぼみ、花の先端など、植物の柔らかい先端部分を、親指と人差し指の腹で軽く折って採る動作を表す基本的な動詞。刃物を用いず、手で折る・押し切る動作に使う。果実を枝から外す動作や、地面から抜く動作には普通使われない。きのこのように基部をひねり出す対象は、この語では通常採集動作として数えない。日常の草摘み、若芽摘み、茶の若葉摘みなど、儀礼性を必要としない場の摘み取りに広く使える。

文法

語根 þín- は語根に強勢をもつ。母音 i の完了語根として þéin- を作る。

語源

古高原語 *þin-「先の尖ったものを、親指と人差し指で断って取る」から。

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