þuláur-

品詞
動詞
意味
得意がる
発音
[θuˈlaur]
読み
スルアウル
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 得意がる

    鼻を高くし、人より少しえらそうにする。

    þuláura endríña

    読み:スラウラ エンドリーニャ

    þuláur-aendríña
    得意がる-<(軽いものが)>子<主格>

    「子どもが得意がっている。」

    日常の平叙。主語は軽性の子どもなので、動詞は軽性の3人称単数。無時制だが、文脈により現在の様子を表す。

    mé þuláur!

    読み:メー スラウル!

    méþuláur
    <禁止・願いの打ち消し>得意がる<命令法><あなたが>

    「得意がるな。」

    炉ばたで若者や子どもをたしなめる禁止の定型。命令法は語幹のみ。実物の鼻を指しながら言うと、たしなめが一段強まる。

  2. 得意満面

    顔に出て、周囲に自慢の空気を振りまく。

    þuláura naþelár, áuro nóumo éles

    読み:スラウラ ナセラール、アウロ ノーモ エーレス

    þuláur-anaþelár,áur-onóumoél-es
    得意がる-<(軽いものが)>若者<主格>,上がる-<(重いものが)>顔<主格><3人称単数・軽性>-<属格>

    「青年は得意がっており、顔が上がっている。」

    得意がりを述べる文に、顔が上がった様子を無接続で添える常套句。主語の若者に動詞が軽性一致し、顔は体の部分で重性なので áur- が重性一致する。顔一面に得意が表れた意。

  3. 偉そうにする

    年長者や客に対して使うと無礼に聞こえる振る舞い。

    þuláura naþelár ólmarei

    読み:スラウラ ナセラール オルマレイ

    þuláur-anaþelárólmar-ei
    得意がる-<(軽いものが)>若者<主格>年長者-<与格>

    「若者は年長者に対して偉そうにする。」

    年長者の向こう側への態度を示す与格。若者の得意がりを年長者に向かう態度として書き表す平叙。この与格の構文は、年長者や客を向かえると角が立つとされる。

    mé þulaurésa torárei

    読み:メー スラウレーサ トラーレイ

    méþulaur-és-atorár-ei
    <禁止・願いの打ち消し>得意がる-<〜すべし>-<(軽いものが)>客-<与格>

    「客に対して偉そうにしてはならない。」

    作法書のような無主語の当為法。人は軽性なので -és-a。mé と組んで規範的な禁止を表す。torárei は態度の向かう先。当為接尾辞が強勢を取り、語幹の元の強勢は消える。

解説

直訳は「鼻が上がる」。自分の手柄や自慢を鼻先で示すような振る舞い、特に若者が人より少し優った顔をする様子。上への運動なので悪徳そのものとは扱われないが、人の鼻を上げると失礼に響き、年長者や客に対して使うと角が立つ。家や炉ばたで、子どもや若者の小悪癖としてたしなめる際に、実物の鼻を指さしながら使うこともある。

文法

自動詞。複合語根。3人称単数・軽性は -a。命令法は語根のまま þuláur!。

語源

þúlo「鼻」+áur-「昇る」。複合動詞では後要素の強勢を残す。

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