小説
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得意がる
鼻を高くし、人より少しえらそうにする。
þuláura endríña
読み:スラウラ エンドリーニャ
| þuláur-a | endríña |
| 得意がる-<(軽いものが)> | 子<主格> |
「子どもが得意がっている。」
日常の平叙。主語は軽性の子どもなので、動詞は軽性の3人称単数。無時制だが、文脈により現在の様子を表す。
mé þuláur!
読み:メー スラウル!
| mé | þuláur |
| <禁止・願いの打ち消し> | 得意がる<命令法><あなたが> |
「得意がるな。」
炉ばたで若者や子どもをたしなめる禁止の定型。命令法は語幹のみ。実物の鼻を指しながら言うと、たしなめが一段強まる。
得意満面
顔に出て、周囲に自慢の空気を振りまく。
þuláura naþelár, áuro nóumo éles
読み:スラウラ ナセラール、アウロ ノーモ エーレス
| þuláur-a | naþelár, | áur-o | nóumo | él-es |
| 得意がる-<(軽いものが)> | 若者<主格>, | 上がる-<(重いものが)> | 顔<主格> | <3人称単数・軽性>-<属格> |
「青年は得意がっており、顔が上がっている。」
得意がりを述べる文に、顔が上がった様子を無接続で添える常套句。主語の若者に動詞が軽性一致し、顔は体の部分で重性なので áur- が重性一致する。顔一面に得意が表れた意。
偉そうにする
年長者や客に対して使うと無礼に聞こえる振る舞い。
þuláura naþelár ólmarei
読み:スラウラ ナセラール オルマレイ
| þuláur-a | naþelár | ólmar-ei |
| 得意がる-<(軽いものが)> | 若者<主格> | 年長者-<与格> |
「若者は年長者に対して偉そうにする。」
年長者の向こう側への態度を示す与格。若者の得意がりを年長者に向かう態度として書き表す平叙。この与格の構文は、年長者や客を向かえると角が立つとされる。
mé þulaurésa torárei
読み:メー スラウレーサ トラーレイ
| mé | þulaur-és-a | torár-ei |
| <禁止・願いの打ち消し> | 得意がる-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 客-<与格> |
「客に対して偉そうにしてはならない。」
作法書のような無主語の当為法。人は軽性なので -és-a。mé と組んで規範的な禁止を表す。torárei は態度の向かう先。当為接尾辞が強勢を取り、語幹の元の強勢は消える。
直訳は「鼻が上がる」。自分の手柄や自慢を鼻先で示すような振る舞い、特に若者が人より少し優った顔をする様子。上への運動なので悪徳そのものとは扱われないが、人の鼻を上げると失礼に響き、年長者や客に対して使うと角が立つ。家や炉ばたで、子どもや若者の小悪癖としてたしなめる際に、実物の鼻を指さしながら使うこともある。
自動詞。複合語根。3人称単数・軽性は -a。命令法は語根のまま þuláur!。
þúlo「鼻」+áur-「昇る」。複合動詞では後要素の強勢を残す。
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