小説
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おお(ご先祖よ)
強い驚きや感嘆を表す声。
aursáre, sénim dáu sílarau!
読み:アウルサーレ、セーニン ダウ シーララウ!
| aursáre, | sén-im | dáu | sílar-au! |
| おお | 見る-<私が> | 二 | 月-<双数> |
「おお、二つの月が見える!」
乾風期の澄んだ夜空への感嘆。月は星ではないので、数詞 dáu と双数で言ってかまわない。aursáre は aursár「祖先」の呼格から来ており、祖先に呼びかける形で感嘆を表す。
aursáre! lísa endríña virán.
読み:アウルサーレ!リーサ エンドリーニャ ヴィラーン。
| aursáre! | lís-a | endríña | vir-án. |
| おお | 書く-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 言葉-<対格> |
「おお、子どもが字を書いているぞ!」
ほめるときの感嘆。virá を lís-「書く」の目的語にすると「字を書く」の意味になる。書かれた言葉は上へ昇るものとされるので、字を書くことをほめるときに祖先を呼ぶ aursáre はよく合う。
aursáre, kreinéro gromó nébroi.
読み:アウルサーレ、クレイネーロ グロモー ネーブロイ。
| aursáre, | kreinér-o | gromó | nébr-oi. |
| おお | 震える(骨が鳴る)-<(重いものが)> | 体<主格> | 霧-<与格> |
「ああ、ご先祖よ、霧の中で体が骨まで震える。」
古い歌や詞の一節のような語調。aursáre はご先祖への嘆き。VSO の語順で動詞が先に立ち、主語 gromó と場所の与格 nébroi が後に続く。宮廷ではやや下向きの語だが、古い詞では骨の震えを直接言う。
ああ、ご先祖よ(畏れ)
畏れを表す声。流れ星を見たときや、凶事を聞いたときによく言う。
aursáre! brúumsa faronár es orénos.
読み:アウルサーレ!ブルーンサ ファロナール エス オレーノス。
| aursáre! | brúums-a | faron-ár | es | orén-os. |
| ああ | 落ちる<〜し終えた>-<(軽いものが)> | 荷-<〜する人> | から | 縁-<属格> |
「ああ、ご先祖よ、運び人が縁から落ちてしまった。」
凶事を聞いたときの言い方。崖から落ちて死ぬことは、魂が下へ引かれるとして最も恐れられる死に方で、このような知らせには aursáre を添えることが多い。brúum- の語根は長母音なので、完了相は -s- を足して brúums- になる。
aursáre! tóro nébro es orénos.
読み:アウルサーレ!トーロ ネーブロ エス オレーノス。
| aursáre! | tór-o | nébro | es | orén-os. |
| ああ | 来る-<(重いものが)> | 霧<主格> | から | 縁-<属格> |
「ああ、ご先祖よ!縁から霧が上がってくる。」
霧期の初めの不安の声。霧は「下の国の息」で、祖先と人とのあいだに割りこむものとされる。nébro は重性o語幹なので、動詞は3人称単数・重性の -o をとる。
aursár「祖先」の呼格で、日常では使われなくなった呼格がこの言い方の中に固まって残っている。上におられる祖先に呼びかける言い方なので、口にしても品を落とさない。dáloro「ちくしょう」と上下の対をなす。
aursár(軽性)の呼格 -e。
aursár「祖先」+呼格 -e。
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