dulóur

品詞
名詞
意味
瀬下(子)
発音
[duˈlour]
読み
ズロール
分野
人・親族

意味

  1. 子

    一瀬下の同じ流れの親族。実の子と、子と同じ世代の同じ流れの親族を含む。

    ésau dulóurau némei.

    読み:エーサウ ドゥローラウ ネーメイ。

    és-audulóur-auném-ei.
    いる-<双数>子-<双数><私>-<与格>

    「私には子が二人いる。」

    所有の文。持ち主を与格で言い、動詞は持たれているほう(子どもたち)に一致する。双数の dulóurau だけで「二人」の意味になるので、数詞はいらない。自分の子は目下なので、数で言ってもかまわない。

    klóima dulóur némes lisáis es lisáres.

    読み:クロイマ ドゥロール ネーメス リサイス エス リサーレス。

    klóim-adulóurném-eslis-áiseslis-ár-es.
    学ぶ-<(軽いものが)>子<主格><私>-<属格>字-<〜たちを>から書く-<〜する人>-<属格>

    「私の子は書記から字を学んでいる。」

    日常会話の文。誰から学ぶかは「es+属格」(〜から)で言う。時制がないので、「学んでいる」とも「学んだ」とも訳せる。

    ésa dulóur líura némei.

    読み:エーサ ドゥロール リーウラ ネーメイ。

    és-adulóurlíuraném-ei.
    いる-<(軽いものが)>子<主格>女<主格><私>-<与格>

    「私には娘がいる。」

    「瀬下(子)」の dulóur に líura を添えて「娘」とする。所有は「ある+持ち主の与格」で言い、動詞は持たれている者に一致する。

    dróuma houmár ré ésa dulóur éles krán.

    読み:ドローマ ホウマール レー エーサ ドゥロール エーレス クラーン。

    dróum-ahoumárréés-adulóurél-eskrán.
    嘆く-<(軽いものが)>家の主<主格><〜と(節)>いる-<(軽いものが)>子<主格><3人称単数・軽性>-<属格>頑固な

    「家の主は、息子が頑固だと嘆いている。」

    ré は「〜と」の節を導く。節の中も動詞で始まる。人を重性で受けると侮辱になるので、頑固さを責める文であっても、主語の子は軽性の éisa で受ける。

  2. 下の世代の血族

    数詞と lóurul を添えて、二瀬以上下の同じ流れの親族(孫、曾孫など)を指す。

    rainíþa ólmar loimán dulóurei téir lóurul.

    読み:ライニーサ オルマル ロイマーン ドゥローレイ テール ロールル。

    rain-íþ-aólmarloim-ándulóur-eitéirlóur-ul.
    知る-<〜させる>-<(軽いものが)>年長者<主格>詞-<対格>下の世代の血族-<与格>三瀬-<〜たちを>

    「年長者が曾孫に詞を教える。」

    森の村などで、古い詞を年長者から三世代下へ受け継ぐ場面。語順は動詞–主語–目的語–与格。dulóur は与格 dulóurei になるが、後ろの téir lóurul は道のりの対格のまま変わらない。

    lúin tóra dulóur téir lóurul némes, sáilim.

    読み:ルーイン トーラ ドゥロール テール ロールル ネーメス、サイリン。

    lúintór-adulóurtéirlóur-ulném-es,sáil-im.
    とき来る-<(軽いものが)>下の世代の血族<主格>三瀬-<〜たちを><私>-<属格>喜ぶ-<私が>

    「曾孫が来ると、私はうれしい。」

    「三瀬下」で曾孫を言う。三の後ろなので、瀬は複数の lóurul になる。lúin の節は主節の前に置く。主節の主語は動詞の語尾 -im でわかるので、代名詞は言わない。

解説

同じ流れに属し、自分より下の世代にいる親族。一瀬下(子の世代)が基本の意味で、ふつう「子」と訳す。きょうだいの子で同じ流れの者もこの語で呼ぶ。二瀬下は dulóur dáu lóurul「二瀬の瀬下」(孫)と言う。年齢と無関係な親族関係の語で、成人した息子や娘も dulóur である。年少者一般は endríña と言う。

そのほかの用例

aulisénde aulourvirár þelán dulóures némes sáindarei.

読み:アウリセンデ アウロウルヴィラール セラーン ドゥローレス ネーメス サインダレイ。

au-lis-énd-eau-lourvirárþel-ándulóur-esném-essáindar-ei.
<お〜になる・御〜>-書く-<〜しますように>-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-系譜読み名前-<対格>瀬下-<属格><私>-<属格>証文-<与格>

「系譜読みの方に、私の子の名を証文へお書きいただきたく存じます。」

系譜読みは家の年長の女性で、発言力も強い。そのため頼みごとは上向きの話し方でする。命令法の代わりに願望法の3人称を使い、相手は尊敬の au- をつけた役名で呼ぶ。au- は l の前では形を変えない。sáindar は軽性の子音語幹で、与格は -ei になる。

文法

名詞(軽性・子音語幹)。対 dulóuran、複 dulóurai

語源

前置詞 du「下手」+ lóur「瀬」。謙譲の接頭辞 du- と同じ語源だが、ここでは「下の瀬」という方向の意味で、へりくだりの意味はない。duló「滝」とは別の語。

説明に出てくる語

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する