小説
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下を確かめる
高所から、下にある縁・氷・通路などの危険の有無を、遠慮がちに視認する。
dulpovéra faronár glünó.
読み:ドゥルポヴェーラ ファロナール グリュノー。
| dulpovér-a | faronár | glünó. |
| 下を確かめる-<(軽いものが)> | 運び人<主格> | 氷<対格> |
「運び人が氷の下を確かめる。」
凍りの頃の崖道や縁で日常的に使う言い方。主語 faronár は軽性の人を指す語なので、動詞は3人称単数・軽性 -a。glünó は重性 o 語幹で、対格も同名。
下手を問うように見下ろす
下界へ直接見下ろす禁忌を避けて、下に問いかけるような視線で下界の気配を探る。
dulpovéra ráuvan dálor.
読み:ドゥルポヴェーラ ラウヴァン ダーロル。
| dulpovér-a | ráuvan | dálor. |
| 下手を問うように見下ろす-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 下の国<対格> |
「森の巫が、下の国を下手を問うように見下ろす。」
儀礼や祀りの場での言い方。下界へまっすぐ見下ろす禁忌を避け、下にあるものに配慮しながら、問いかけるような視線で気配を探る含みがある。dálor は重性で、対格も同名。
縁・崖・屋根・高みから下界へまっすぐ視線を突き刺すことを避け、下側へ目をやって気配や安全を確かめる、婉曲的な動詞。下の息・霧・病・沈んだものを引き寄せないための遠慮が背景にあり、下界へ問うような視線で下にある縁・氷・通路・荷の具合を確認する意味として定着している。縁の人々や崖道の語彙として日常に定着しており、単なる「見る」より、下にあるものに配慮しながら確かめる含みが強い。
複合語根の動詞。
dul-「下手」+povér-「問う」の複合語根。
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