小説
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腫れる
皮膚や関節が内側から盛り上がり、体の表面に小さな丘のようなものが現れる。
ké dunþrémo klóno táses?
読み:ケー ドゥンスレーモ クローノ ターセス?
| ké | dunþrém-o | klóno | tás-es? |
| <〜か> | 腫れる-<(重いものが)> | 膝<主格> | <あなた>-<属格> |
「あなたの膝は腫れていますか。」
日常会話。はい/いいえの問いは ké を文頭に置く。対等・下向きの表現で、目上の人には ké と直接の質問は使わない。所有者は 2人称単数属格 táses。
丘のように盛り上がる
身体の一部が局所的にふくれ、地表に丘が生えたような状態になる。婉曲的な含みがある。
vóloi, dunþréman dǘn.
読み:ヴォーロイ、ドゥンスレーマン デューン。
| vól-oi, | dunþrém-an | dǘn. |
| 地面-<与格> | 腫れる-<彼らが> | 丘<〜ら(古い母音交替)><主格> |
「地面に、丘々が盛り上がっている。」
書物的な地形描写風。dún の複数主格 dǘn は接辞をもたない母音交替形で、複数を表す独立の形態素が存在しない。そのため dǘn のグロスは、一つの語形に grammatical categories を付す書き方として丘.PL.NOM とする。地面は与格 vóloi で場所を示す。主語が複数なので、動詞は3人称複数 -an で受ける。
皮膚や関節が、体の表面に小さな丘ができたかのように内側から盛り上がる状態を表す婉曲的な複合語。高原は土地を高さの帯でとらえるため、身体に現れる局所的な膨らみも「丘が生えて這い上がる」ものとして言い表すことがある。切創、発熱、かじかみとは別の反応を指し、腫れそのものを単に「高い」と褒めるのではなく、身体に余分な地形が生じたことを静かに述べる表現として使われる。
自動詞。名詞と動詞語根の複合。身体部位を主語に取る基本用法では重性一致になる。婉曲表現として、患部を直接主語にしない言い回しにも使われる。
dún「丘」+ þrém-「這う」。
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