小説
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縫い目
布や皮を縫い合わせた継ぎ線。糸筋として布面に走っている線。
vrunkríla sílan filó
読み:ヴルンクリーラ シーラン フィロー
| vrunkríl-a | sílan | filó |
| ほどく-<(軽いものが)> | シラン<主格> | 縫い目<対格> |
「シランが縫い目を解く。」
人名 sílan は軽性なので動詞は3人称単数軽性。filó は重性の名詞で、単数の対格は主格と同じ形。縫い目を解く場面。
elþaséna faronár filó só.
読み:エルサセーナ ファロナール フィロー ソー。
| elþasén-a | faronár | filó | só. |
| 疵を確かめる-<(軽いものが)> | 運び人<主格> | 縫い目<対格> | この<重性> |
「運び人がこの縫い目を火の光で確かめる。」
第三者について述べる日常の仕立て・検めの文。filó は重性の名詞なので、対格でも形が変わらない。指示詞 só は重性で一致する。elþasén- には、品物を火の光に当てて疵や目を確かめる動作が含意されている。
糸筋
伏せ縫い・補強など、通常の継ぎ目だけでなく布や皮を走った糸の筋。
bríno filó só.
読み:ブリーノ フィロー ソー。
| brín-o | filó | só |
| ほつれる-<(重いものが)> | 縫い目<主格> | この<重性> |
「この縫い目がほどけた。」
日常会話。修理前の状態。brín は自動詞で、糸筋が布面からほつれる意。filó は「ほどけた糸筋」の対象として使える。
frunéndes filó só.
読み:フルネンデス フィロー ソー。
| frun-énd-es | filó | só |
| 繕う-<〜しますように>-<あなたが> | 縫い目<対格> | この<重性> |
「この縫い目を繕ってくれ。」
日常会話の依頼。frún の2人称願望法。重性o語幹 filó の単数対格は主格と同形で、指示詞 só は性のみ変わる。
糸が布や皮を貫いて通された跡として見える縫い線。完成した縫い目、とくに糸筋が布面に出ている継ぎを指す。構造では継ぎ線の位置と向き、品質では糸の張りと直線性、修理ではほどけた糸筋の対象として使う。
重性o語幹(主格=対格)。
fíl-「(線を)引く」+-ó「〜するもの」。接尾辞 -ó が強勢を奪い、語根の ´ は落ちる。
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