glím-

品詞
動詞
意味
滲む
発音
[ˈglim]
読み
グリーム
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 滲む

    水分や墨が、境目を通じて周囲へじわりと広がる。

    glímo ílmo es monkréinos.

    読み:グリーモ イルモ エス モンクレーノス。

    glím-oílmoesmonkréin-os.
    滲む-<(重いものが)>水<主格>から切れ目-<属格>

    「切れ目から水が滲み出る。」

    記録文のような、淡々とした直説法。es+属格は出所「〜から」。monkréin の単数属格は monkréinos。

    glímo ílmo un plánan.

    読み:グリーモ イルモ ウン プラーナン。

    glím-oílmounplán-an.
    滲む-<(重いものが)>水<主格>内に帳簿-<対格>

    「水が帳簿の中へ滲む。」

    書き物の場で、水分が帳簿の中へ移る動作を中立的に述べる日常の文。主語の ílmo は地を流れる水として重性なので、動詞は 3人称単数・重性の -o をとる。un+対格は「〜の中へ」。

  2. 涙で滲む

    涙が溜まって、見ている物の輪郭がぼやける。

    glíma filá un nébroi.

    読み:グリーマ フィラー ウン ネーブロイ。

    glím-afiláunnébr-oi.
    滲む-<(軽いものが)>線<主格>内に霧-<与格>

    「線が霧の中で滲む。」

    霧で見ている物の線がぼやける日常の表現。un+与格は「〜の中で」。

  3. 輪郭が滲む

    霧・湿り・墨などが物の境界を薄くし、区別を曖昧にする。

    glíma snóur un nébroi.

    読み:グリーマ スノール ウン ネーブロイ。

    glím-asnóurunnébr-oi.
    滲む-<(軽いものが)>輪郭<主格>内に霧-<与格>

    「輪郭が霧の中で滲む。」

    霧期に物の境界が薄れて区別が曖昧になることを述べる文。 snóur「輪郭・姿の輪」は形を指す語として軽性とし、glíma を受ける。 nébro は重性o語幹で、与格は nébr-oi。

解説

水分や湿り気が、墨・線・輪郭・表情などの境目に移って、じわりと広がる動作。書写字の線が紙や木版の繊維に吸われて太くぼやける、涙で目の前の像がぼやける、霧が物を覆って輪郭を溶かす、などに用いる。改まった筆記では不備として忌み、縁や森では湿りが自然に動く動作として中立的に用いる。

文法

動詞(自動詞)。未完了語幹 glím-、完了語幹 gléim-。

語源

古高原語 *glima-(「湿りがじわりと延びる」)から。

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