小説
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ようこそ
客を迎える言葉。相手の段によって glóiren と tóren を使い分ける。
glóiren! duméirim sáko autorárei.
読み:グロイレン!ドゥメーリン サーコ アウトラーレイ。
| glóiren! | du-méir-im | sáko | au-torár-ei. |
| ようこそ | <〜させていただく>-与える-<私が> | 塩<対格> | <お〜になる・御〜>-客-<与格> |
「ようこそ。お客人に塩を差し上げます。」
客に小皿の塩をひとつまみ出す、最高のもてなしのときの言い方。謙譲の du- をつけた動詞と、au- で高めた与格の「お客人に」を並べ、自分と相手の上下を文法の上でも示す。sáko「塩」は重性なので、対格も主格と同じ形になる。
glóiren, aulisár. auelénde aulisár.
読み:グロイレン、アウリサール。アウエレンデ アウリサール。
| glóiren, | au-lis-ár. | au-el-énd-e | au-lis-ár. |
| ようこそ | <お〜になる・御〜>-書く-<〜する人> | <お〜になる・御〜>-座る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-書く-<〜する人> |
「ようこそお越しくださいました、書記の方。どうぞお座りください。」
家の主が目上の客を迎えるときの言い方。glóiren は「来る」の尊敬の補充形 glóir- の分詞から固まった語で、目上の客に使う。同じ段か目下の客には tóren を使う。後半は au- と hél-「座る」がくっついて h が落ちた形の願望法で、目の前の客を3人称の主語「書記の方」として扱っている。
客を迎えるときに主人が言う歓迎の言葉。「お越しになった」という意味の分詞をそのまま言う。目上の客や改まった客には glóiren、同輩や目下にはふつうの動詞から作った tóren を使う。家では小皿に塩をひとつまみ載せて差し出しながら言うのが最高のもてなしとされる。
glóir-「お越しになる」(「来る」の尊敬の補充形)の分詞 -en を単独で使う。軽性・単数・主格の形で、語尾はつかない。
glóir-+分詞 -en。くだけた形 tóren は tór-「来る」+-en。
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