小説
左の目次から話を選んでください。
護符
魔を払うために身につける石英・鈴・香木の小片。
táula ráuvan gleinó es drálos faronáres.
読み:タウラ ラウヴァン グレイノー エス ドラーロス ファロナーレス。
| tául-a | ráuvan | gleinó | es | drál-os | faronár-es. |
| 取る-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 護符<対格> | から | 首-<属格> | 運び人-<属格> |
「森の巫が、運び人の首から護符を外す。」
まじないの場面の文。es+属格で「〜から」を表す。首 drál は体の部分なので重性で、属格は -os。gleinó は重性o語幹で、主格と対格が同じ形になる。
tóra hervíña té, tául élan ré brolénde ráuvan gleinó.
読み:トーラ ヘルヴィーニャ テー、タウル エーラン レー ブロレンデ ラウヴァン グレイノー。
| tór-a | hervíña | té, | tául | él-an | ré | brol-énd-e | ráuvan | gleinó. |
| 来る-<(軽いものが)> | 麝香鹿<主格> | あの<軽性> | 取る<命令法><あなたが> | <3人称単数・軽性>-<対格> | <〜と(節)> | 作る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 護符<対格> |
「あの麝香鹿が来る。森の巫が護符を作れるよう、あれを獲れ。」
森の氏族の長が狩人に命じる、下向きの言い方。hervíña は軽性なので、指示詞は軽性の té になる。té には強勢を置き、読点で区切るので、関係節ではないとわかる。目的は「ré+願望法」で表す。この願望法は丁寧さではなく、「そうなってほしいこと」を表す。護符 gleinó は重性の o 語幹なので、対格も主格と同じ形になる。
kráila ráuvan gleinó ál.
読み:クライラ ラウヴァン グレイノー アール。
| kráil-a | ráuvan | gleinó | ál. |
| 手に持つ-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 護符<対格> | 白い |
「森の巫は白い護符を手にしている。」
白い石英の護符を言う文。石である gleinó は重性o語幹なので、対格も主格と同じ形になり、形容詞にも語尾がつかない。白は聖なる石英の色でもある。
lúin tóro nébro es orénos, kráilim gleinó.
読み:ルーイン トーロ ネーブロ エス オレーノス、クライリン グレイノー。
| lúin | tór-o | nébro | es | orén-os, | kráil-im | gleinó. |
| とき | 来る-<(重いものが)> | 霧<主格> | から | 縁-<属格> | 手に持つ-<私が> | 護符<対格> |
「縁から霧が上がってくると、私は護符を握りしめる。」
霧期の暮らしを語る文。霧 nébro は重性なので、動詞は重性の -o をとる。gleinó は重性の o語幹で、主格と対格が同じ形になる。
mé véil gleinó, endríña.
読み:メー ヴェール グレイノー、エンドリーニャ。
| mé | véil | gleinó, | endríña. |
| <禁止・願いの打ち消し> | 忘れる<命令法><あなたが> | 護符<対格> | 子ども |
「護符を忘れるんじゃないよ、坊や。」
出かける子に親が言う、日常の禁止の言い方。禁止は「mé+命令法」で表す。日常では呼格を使わないので、呼びかけの語は読点で区切って文末に添える。
tóro nebrálvo. ké éso gleinó tásei?
読み:トーロ ネブラルヴォ。ケー エーソ グレイノー ターセイ?
| tór-o | nebrálvo. | ké | és-o | gleinó | tás-ei? |
| 来る-<(重いものが)> | 霧期<主格> | <〜か> | いる-<(重いものが)> | 護符<主格> | <あなた>-<与格> |
「霧期が来る。お前、護符は持っているか?」
家族や親しい者どうしの日常会話。nebrálvo は重性なので、動詞は重性の -o(tóro)で一致する。季節名のうち、重性の一致をとるのはこの語だけである。所有は「ある+持ち主の与格」で言い、動詞は持たれている物 gleinó(重性)に一致する。
境石
社や聖地の境に置く白い石英のしるし。
mé vrinésa gleinó.
読み:メー ヴリネーサ グレイノー。
| mé | vrin-és-a | gleinó. |
| <禁止・願いの打ち消し> | またぐ-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 境石<対格> |
「境石をまたがぬこと。」
境の札や碑に書かれる決まりの文体。当為法で主語を言わないときは一般の人が主語になり、軽性の形をとる。当為法の文は mé で否定する。
léima ráuvan gleinó an dún.
読み:レーマ ラウヴァン グレイノー アン ドゥーン。
| léim-a | ráuvan | gleinó | an | dún. |
| 置く-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 境石<対格> | 上手 | 丘<対格> |
「森の巫が、丘の上手へ境石を据える。」
境を定める儀式を述べる文。an+対格で「上手へ」。重性の dún は、対格も主格と同じ形になる。
魔を払い身を清めるために身につけるもの。白い石英のかけら、小さな青銅の鈴、香の木の小片などがある。霧期にはとくに欠かせない。石英は社の境のしるしにも置かれ、その境石もこの語で呼ぶ。石や金属なので重性だが、上のものを守るしるしとして尊ばれる。
重性・o語幹(④型)。属 gleinós、与 gleinói、複 gleinúl。
gléin「清い」+もの名詞の接尾辞 -ó。「清めるもの」の意味。
左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。
左の目次から課を選んでください。
左の一覧から選んでください。
高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。
左の目次から話を選んでください。
小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。