grémo

品詞
名詞
意味
帽子
発音
[ˈgremo]
読み
グレモ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 帽子

    風・寒さ・日差しから頭を守るため被る衣類。素材の属格で呼び分け(vrélmo grémo「毛皮の帽子」、snéla grémo「織物の帽子」)。

    kráila faronár grémo

    読み:クライラ ファロナール グレーモ

    kráil-afaron-árgrémo
    持つ-<(軽いものが)>荷-<〜する人・主格>帽子<対格>

    「運び人が帽子を手に持つ。」

    叙述文。動詞 kráil- は「手に持つ」。主語 faronár は人なので軽性、動詞は3人称単数・軽性 -a をとる。faron-ár は荷を表す faron と行為者接辞 -ár から「運び人」を成す。

    plelíþim grémo

    読み:プレリーシン グレーモ

    plel-íþ-imgrémo
    着る-<〜させる>-<私が>帽子<対格>

    「私は帽子を被る。」

    pl?l-「着る」は自動詞なので、対格の目的語をとるには使役形 pl?líþ- を使う。帽子 grémo は重性o語幹で、単数の主格と対格が同形。

    na ésa dralsnéla némes grémo

    読み:ナ エーサ ドラルスネーラ ネーメス グレーモ

    naés-adralsnélaném-esgrémo
    <〜ない>いる-<(軽いものが)>首巻き<主格>私-<属格>帽子<主格>

    「私の首巻きは帽子ではない。」

    頭を覆う帽子 grémo と区別し、頭巾ではなく首巻きであることを明確にする否定の文。否定のコピュラ文では na を動詞前に置く。述語名詞 grémo は主格のまま置く。

解説

頭部を覆う衣類の総称。毛皮・織物・革などの素材は属格で示す(vrélmo grémo「毛皮の帽子」、snéla grémo「織物の帽子」)。風が強い縁の肩や凍りの頃では毎日の必須の衣類であり、運び人・番人・縁の商人は必ず一つは被る。都では段によって素材や形が異なり、下位の段は素朴な毛皮の兜形のものがふつうで、上位の段は織物や染めた毛皮に細工を施したものが好まれる。干潟の者(段の外の者)が被るものは、都の人の目には「泥の国の頭覆い」として少し低く見られる。

文法

重性・o語幹(④型)

語源

古高原語 *grémo- から。語源不明の基礎語。

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