kéira

品詞
名詞
意味
蝋燭
発音
[ˈkeira]
読み
ケイラ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 蝋燭

    蜜蝋で作った蝋燭。

    lúin tóro nébro, élþa kéira.

    読み:ルーイン トーロ ネーブロ、エルサ ケーラ。

    lúintór-onébro,élþ-akéira.
    とき来る-<(重いものが)>霧<主格>燃える-<(軽いものが)>蝋燭<主格>

    「霧が来ると、蝋燭がともる。」

    霧期の暮らしを述べる文。霧 nébro は重性なので、動詞は重性の -o をとる。蝋燭 kéira は軽性なので、動詞は軽性の -a をとる。lúin の節は主節の前に置く。

    élþa kéira sé.

    読み:エルサ ケーラ セー。

    élþ-akéirasé.
    燃える-<(軽いものが)>蝋燭<主格>この<軽性>

    「この蝋燭が燃えている。」

    目の前の明かりを指して言う文。kéira は軽性なので、動詞は -a、指示詞は軽性の sé になる。指示詞は名詞の後ろに置く。蜜蝋の蝋燭は宮廷の明かりとして使われる。

  2. 蜜蝋

    蝋燭の材料としての蝋そのもの。交易の品目名として帳簿に書かれる。

    dúla kéira du orén.

    読み:ドゥーラ ケーラ ドゥ オレーン。

    dúl-akéiraduorén.
    下る-<(軽いものが)>蜜蝋<主格>下手縁<対格>

    「蜜蝋が縁へ下りていく。」

    交易の品としての蜜蝋が、下ろし荷として崖道を下っていく様子を述べる文。この意味の kéira は、蝋燭の形になっていない材料の蝋を指す。du+対格で「下手へ」の意味になる。

    ésau kéira si méldo némei.

    読み:エーサウ ケーラ シ メルド ネーメイ。

    és-aukéirasiméldoném-ei.
    いる-<双数>蜜蝋<主格>と蜜<主格><私>-<与格>

    「私には蜜蝋と蜜がある。」

    商人が手元の品を言う所有の文。所有は「持つ」という動詞を使わず、「ある+持ち主の与格」で言う。単数のもの二つを si で並べたので、動詞は双数 ésau になる。蜜蝋と蜜は、下ろし荷として並んで扱われることが多い。

解説

蜜蜂の蝋で作った蝋燭。宮廷の明かりであり、下ろし荷として干潟にも売られる。炎を上げて燃えるものなので軽性。庶民の明かりは脂の木の松明で、蝋燭は身分の高い家のものとされる。

文法

軽性・a語幹(語根に強勢)。対 kéiran、属 kéires、複 kéirai。量の名詞は báron「本」。

語源

古高原語 *kéira- から。基本の名詞で、派生・複合の構造は確認できない。

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