báron

品詞
名詞
意味
本
発音
[ˈbaron]
読み
バーロン
分野
数詞・数量

意味

  1. 本

    木・丸太・杭を数える単位。

    dulíþan kelárai slúun báronur gandérur.

    読み:ドゥリーサン ケラーライ スルーン バーロヌル ガンデールル。

    dul-íþ-ankel-ár-aislúunbáron-urgandér-ur
    下る-<〜させる>-<彼らが>伐る-<〜する人>-<〜たちが>千本-<〜らの>硬木-<〜らの>

    「樵たちが硬木千本を下ろす。」

    slúun「千」は名詞として働き、量の名詞 báron「本」を複数属格でとる。その báron がさらに硬木を複数属格でとるので、属格が二つ続く。直説法では、-íþ- が自分で強勢をとる。

    pómbar báronul dulíþan kelárai du dálor?

    読み:ポンバル バーロヌル ドゥリーサン ケラーライ ドゥ ダーロル?

    pómbarbáron-uldul-íþ-ankel-ár-aidudálor?
    いくつ本-<〜たちを>下る-<〜させる>-<彼らが>伐る-<〜する人>-<〜たちが>下手下の国<対格>

    「樵たちは下の国へ何本下ろすのか。」

    降ろし場での日常の問い。数を問う pómbar は数詞と同じく名詞の前に置き、量の名詞 báron を複数にする。ここでは目的語なので複数対格 báronul(重性なので主格と同じ形)になる。降ろし場で数えるものは硬木と決まっているので、数えるものの複数属格は省いている。数を問う語句は、目的語の名詞句ごと動詞の前に出る。人を数える問いにはこの形を使わない。

    funeléra lisár sóur báronul sáindarei.

    読み:フネレーラ リサール ソール バーロヌル サインダレイ。

    funelér-alis-ársóurbáron-ulsáindar-ei.
    書き留める-<(軽いものが)>書く-<〜する人>六本-<〜たちを>証文-<与格>

    「書記は証文に「六本」と書き留める。」

    証文付けの文。証文や帳簿では品名の欄が数の欄とは別にあるので、数の欄には「数詞+量の名詞」だけを書く。会話では量の名詞を省くことが多いが、帳簿・証文・荷札ではほぼ必ず入れる。sáindar「証文」は軽性の子音語幹なので、与格は -ei になる。

    sán dáumbar báronul tanfílar un plánei.

    読み:サーン ダウンバル バーロヌル タンフィーラル ウン プラーネイ。

    sándáumbarbáron-ultanfíl-arunplán-ei
    いる<彼らが>二十本-<〜たちが>経糸-<〜らの>内に帳簿-<単数・与格>

    「帳簿には経糸が二十本ある。」

    帳簿の記述。数を単位 báron と併記する形で、数詞 dáumbar が量の名詞 báron を複数主格で受け、数える tanfíl は軽性子音語幹なので複数属格は -ar を取る。un は与格を要求するため、帳簿は複数主格ではなく単数与格 plánei を用いる。帳簿語としては数え単位との併記が定型。

解説

木や丸太、杭を数える量の名詞。数詞が báron にかかり、数えるもの自体は複数属格で後ろに置く。帳簿や荷札ではほぼかならず入れ、会話では省くことが多い。

文法

重性・子音語幹の量の名詞。複主対 báronul、複属 báronur。téir báronul gandérur「硬木三本」、slúun báronur gandérur「硬木千本」。

語源

古高原語 *báron から

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