小説
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鉤
炉の天井から鎖を介して鍋を吊るすために据えられた、下へ弯した金属の道具。構造物の一部として固定されている。
krúelo krélvo.
読み:クルーエロ クレルヴォ。
| krúel-o | krélvo |
| 動く-<(重いものが)> | 鉤<主格> |
「鉤が揺れている。」
壁や枠に取り付けた鉤などが、固定点を中心に小刻みに動く状態。道具の微細な揺れを述べる。
vróelau fúnel si krélvo.
読み:ヴローエラウ フーネル シ クレルヴォ。
| vróel-au | fúnel | si | krélvo |
| 揺れる-<双数> | 綱<主格> | と | 鉤<主格> |
「綱と鉤が小刻みに揺れている。」
作業場や倉で、吊り具二つが同じ風にわずかに揺れている場面。単数名詞が si で二つ並ぶと動詞は双数 -au を受ける。双数の動詞は人称と性を区別しない。vróel- の意味3として、それぞれが定位置の周りを小刻みに揺れる動きを指す。
éso soilkrélvo só krélvo.
読み:エーソ ソイルクレルヴォ ソー クレルヴォ。
| és-o | soilkrélvo | só | krélvo. |
| いる-<(重いものが)> | 髪鉤<主格> | この<重性> | 鉤<主格> |
「この髪鉤は鉤の形である。」
書の記述のような定義的な文。soilkrélvoを髪鉤として受け、述語名詞krélvoで鉤としての形を説明する。指示詞sóは重性。
炉の天井や梁から垂らした鎖(fúnel)の先端を掛ける、下へ弯した金属の部材。鍋(kúulo)を吊るす構造物の最上部に据えられた、固定された道具であり、手持ちの取っ手(krailó)とは区別される。炉の日常構造物として、鎖と対をなして必ず現れる。重性(金属)。
重性・o語幹
古高原語 *krélvo から。曲がって掴むことを表す古い語根 *krélv- に由来する基本語。
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