小説
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森の髭
木の枝から垂れ下がる地衣類。
dúla lóiva es árneles.
読み:ドゥーラ ロイヴァ エス アルネレス。
| dúl-a | lóiva | es | árnel-es. |
| 下る-<(軽いものが)> | 森の髭<主格> | から | 木-<属格> |
「森の髭が木から垂れ下がっている。」
深い森を描く文。dúl-「下る」は、垂れ下がる様子にも使う。森の髭は生きた木から垂れ下がるものなので軽性に扱い、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。es+属格で「〜から」を表す。
ésa lóiva té ámbel.
読み:エーサ ロイヴァ テー アンベル。
| és-a | lóiva | té | ámbel. |
| いる-<(軽いものが)> | 森の髭<主格> | あの<軽性> | 黄色い |
「あの森の髭は黄色い。」
染め物の材料を見定めるときの言い方。地衣類を煮出すと黄や緑の染料がとれる。黄色は、段が上がると着ることを許される色である。木に垂れ下がっている森の髭は軽性なので、繋辞は ésa、指示詞は軽性の té になり、述語の形容詞 ámbel も軽性・単数・主格の形(語尾なし)で一致する。
þréuma lóiva.
読み:スレウマ ロイヴァ。
| þréum-a | lóiva |
| 厚く着く-<(軽いものが)> | 森の髭<主格> |
「森の髭が厚く着く。」
森の記録や古い詞で見られる用法。森の言葉では苔・地衣類が厚く重なることを表す。この形は語末母音を保った þréuma として現れる。
木の枝から垂れ下がる地衣類で、「森の髭」と呼ばれる。黄や緑の染料がとれ、下の段の人に許される色のもとになる。岩に張りつく地衣類は別の語で呼ぶ。
軽性・a語幹(①型、語根に強勢)。対 lóivan、複 lóivai。木にかかっているので軽性。
古い森の語。
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