小説
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滝
川が一段落ちる水流。ただし、流れの一部として数えられる落ちを指す語に使う。
dúlo lourílmo du dálor.
読み:ドゥーロ ロウリルモ ドゥ ダーロル。
| dúl-o | lourílmo | du | dálor. |
| 下る-<(重いものが)> | 滝<主格> | 下手 | 下の国<対格> |
「滝が下の国へ下りていく。」
地図・川筋・書物的な語り。lourílmo を流れの一部としてとらえ、その流れが川筋に沿って下流へ向かう様子を表す。重性主語なので動詞語尾は -o。du+対格で「下手へ」。
glünóroi, glǘno lourílmo.
読み:グリュノーロイ、グリューノ ロウリルモ。
| glünór-oi, | glǘn-o | lourílmo. |
| グリュノーラ-<与格> | 凍る-<(重いものが)> | 滝<主格> |
「グリュノーラでは、滝が凍る。」
glünóroi は旧道上の岩棚名 glünóra の与格として、場面指定に使える。lourílmo は重性の滝なので動詞は重性 3 単数の -o で受ける。冷えた乾風期に滝のしぶきが棚に凍りつく自然状況を、短い直説法で述べている。
落ち瀬
河川測量や川筋語で、落ちを伴う瀬の一部。一つの川がもつ複数の落ちを数えるときに向く。
rímbim téir lourílmul.
読み:リンビン テール ロウリルムル。
| rímb-im | téir | lourílm-ul. |
| 数える-<私が> | 三 | 落ち瀬-<〜たちを> |
「落ち瀬を三つ数える。」
帳簿・河川測量などの場面で、一つの川筋がもつ複数の落ちを数える用法。数詞 téir が重性o語幹の複数対格 lourílm-ul を受ける。
lóur「瀬」とílmo「水」の複合。川がもつ数ある落ちのうち、一段の落ちとその周辺の流れを『瀬の水』として名詞化した語。地図・谷道・帳簿で川筋や落ちを数える語として使いやすい。落下という出来事よりも、落ちを含む流れの一部分を指す含みがある。大滝には mór lourílmo、小滝・細い滝には pír lourílmo、凍り滝には glünó lourílmo、落ち口には lourílmoþárno などが作られる。
名詞。重性o語幹。単独形 lourílmo、斜格語幹 lourílm-。複合語で、強勢は後要素 ílmo に残る。
複合語。lóur「瀬」+ílmo「水」。複合の際、前要素の強勢 lóur- は落ち、後要素 ílmo- の í に強勢が残る。
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