小説
左の目次から話を選んでください。
詩
韻律の整った一首の詩。
lúin gélim an kreinándo, áura mélna némes an aursárais.
読み:ルーイン ゲーリン アン クレイナンド、アウラ メルナ ネーメス アン アウルサーライス。
| lúin | gél-im | an | kreinándo, | áur-a | mélna | ném-es | an | aursár-ais. |
| とき | 行く-<私が> | 上手 | 納骨所<対格> | 昇る-<(軽いものが)> | 詩<主格> | <私>-<属格> | 上手 | 祖先-<〜たちを> |
「納骨所へ上るときには、私の詩が祖先の方々のもとへ昇っていく。」
成人の儀や祖先祀りで聖地に登る人の言葉。移動の動詞 gél- には方向の前置詞をかならず添えるので、an「上手へ」で上りの道だとわかる。詩は息なので軽く、祖先への捧げものとして上へ昇る。祖先は複数対格 -ais で表す。
áuren virnourá, gléin mélna.
読み:アウレン ヴィルノウラー、グレーン メルナ。
| áur-en | virnourá, | gléin | mélna |
| 昇る-<〜した・〜された> | 含み<主格> | 清い | 詩<主格> |
「高きは含み、清きは詩。」
よい詩をほめるときに引かれる、格言ふうの句。繋辞を落とし、述語の形容詞・分詞を先に置く諺の語順になっている。ほのめかしが深いほど詩は「高く昇る」という考え方を表している。
aurénde mélna an aursárais.
読み:アウレンデ メルナ アン アウルサーライス。
| aur-énd-e | mélna | an | aursár-ais |
| 昇る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | 詩<主格> | 上手 | 祖先-<〜たちを> |
「この詩が、ご先祖様がたのもとへ昇りますように。」
崖道から都へ帰った人などが、祖先に詩を捧げるときの言葉。主語 mélna は軽性なので、願望法の3人称単数は -e になる。an+対格で「上手へ」。
selvána aurél ré ésa mélna sé gléin.
読み:セルヴァーナ アウレール レー エーサ メルナ セー グレーン。
| selván-a | aurél | ré | és-a | mélna | sé | gléin |
| おっしゃる-<(軽いものが)> | あの方<主格> | <〜と(節)> | いる-<(軽いものが)> | 詩<主格> | この<軽性> | 清い |
「あの方は、この詩は清いとおっしゃる。」
目上の人の言葉を伝える改まった言い方。selván- は「言う」の尊敬の補充形。ré の後ろの節も動詞で始まり、繋辞 ésa が主語 mélna(軽性)に一致する。
drénan kloimárai un krévan, duói léunan mélnan rainiþárei, si na rímba rainiþár virán gráisan.
読み:ドレーナン クロイマーライ ウン クレーヴァン、ドゥオイ レウナン メルナン ライニサーレイ、シ ナ リンバ ライニサール ヴィラーン グライサン。
| drén-an | kloimár-ai | un | kréva-n, | duói | léun-an | méln-an | rainiþár-ei, | si | na | rímb-a | rainiþár | vir-án | gráis-an. |
| 参る-<彼らが> | 弟子-<〜たちが> | 内に | 練習の場-<対格> | それから | 申す-<彼らが> | 詩-<対格> | 師-<与格> | と | <〜ない> | 数える-<(軽いものが)> | 師<主格> | 言葉-<対格> | 悪い-<対格> |
「弟子たちは稽古の場へ参り、それから師に詩を申し上げる。師は言い誤りを数えない。」
宮廷や学び舎での詩の稽古を言った文。弟子の行いは謙譲の補充形で表し、drén-「参る」と léun-「申す」を使っている。un krévan は「稽古の場へ」で、本番ではない場であることを示す。virán gráisan「悪い言葉」は、ここでは無礼な言葉ではなく、言い損なった語を指す。形容詞 gráis は名詞の後ろに置かれ、軽性・対格の -an で一致している。
lúin tóra saréna mélnes, mé véil virán!
読み:ルーイン トーラ サレーナ メルネス、メー ヴェール ヴィラーン!
| lúin | tór-a | saréna | méln-es, | mé | véil | vir-án! |
| とき | 来る-<(軽いものが)> | 本番<主格> | 詩-<属格> | <禁止・願いの打ち消し> | 忘れる<命令法><あなたが> | 言葉-<対格> |
「詩合わせで正式の詠みの番が来たら、句を忘れるなよ。」
詩合わせの前に、目上の者が目下の者に言う励ましの言葉。saréna mélnes「詩の本番」は、勝ち負けの判定にかかる正式の詠みを指し、その前の下詠みと区別する。lúin 節では saréna が主語になり、軽性なので動詞は -a で受ける。禁止は mé +命令法の言い方で、2人称単数なので下向きの話し方になる。
súna mélna sé nourán
読み:スーナ メルナ セー ノウラーン
| sún-a | mélna | sé | nour-án |
| 袖引く-<(軽いものが)> | 詩<主格> | この<軽性> | 心-<対格> |
「この詩は心を引く。」
書物・詩の用法。sún- は比喩的に「聞き手の注意や関心を軽く引く」意になる。主語 mélna「詩」は軽性a語幹なので、動詞は軽性の直説法3人称単数 sún-a。nourán は軽性a語幹 nourá「心」の対格。
orveléima lisár mélnan.
読み:オルヴェレーマ リサール メルナン。
| orveléim-a | lis-ár | méln-an. |
| 語順を入れ替える-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人・主格> | 詩-<対格> |
「書記は詩の語順を入れ替える。」
書記が詩文を書き改める場での言い方。直接目的語の mélnan は、物理的な巻物そのものではなく、詩文の中の語の並びを指す。詩・句・文などの並びに対して使う。
宮廷の詩合わせ、詩の挨拶、成人の儀の捧げものなどで詠まれる詩を指す軽性名詞。整った言葉は祖先に届く捧げものとされる。自分の詩をへりくだって言うときは viríña「拙い句」を使う。
①型。数えるときは「首」にあたる量の名詞をつけずに数詞で直接数える
古い語。
左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。
左の目次から課を選んでください。
左の一覧から選んでください。
高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。
左の目次から話を選んでください。
小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。