nanóir-

品詞
動詞
意味
眠れない(眠りに入れない)
発音
[naˈnoir]
読み
ナノイル
分野
身体

意味

  1. 眠れない(眠りに入れない)

    眠ろうとしても眠りに入れない。

    nanóira endríña sé.

    読み:ナノイラ エンドリーニャ セー。

    nanóir-aendríñasé.
    眠れない-<(軽いものが)>子ども<主格>この<軽性>

    「この子は眠れない。」

    日常会話。na nóir- による通常の否定では「眠らない」意になり、nanóir- は眠ろうとしても眠りに入れない意を表す。浅い眠りを直接指す語としては使わない。軽性a語幹 endríña の主格単数は語全体とし、名詞句の終わりに軽性の指示詞 sé を置く。動詞は軽性・単数の主語に一致する。

  2. 眠りに就けず夜を過ごす

    夜通し眠れず、朝まで醒めている。

    nanóirim du oráuran.

    読み:ナノイリン ドゥ オラウラン。

    nanóir-imduoráur-an.
    眠れない-<私が>下手夜明け-<対格>

    「私は夜明けまで眠れない(一晩醒めている)。」

    日常の独白。第一人称は語尾 -im で示し、主語代名詞は省略する。du に軽性子音語幹の対格 oráuran を受けた句を後続させ、「夜明けまで」という時間終点を表す。眠りに入れないまま朝を待つ状態を指す。

  3. 夜中に醒めて眠れない

    一度目を覚ましたあと、床に戻ってからも眠れない。

    þréinin, nanóirim.

    読み:スレーニン、ナノイリン。

    þréin-in,nanóir-im.
    目覚める<〜し終えた>-<〜して・〜く>眠れない-<私が>

    「目を覚ましてからは、眠れない。」

    同一主語の継起は duói でなく完了相の副動詞 -in で表す。þrín-「目覚める」の完了語根 þréin- に -in をつけ、後続の nanóirim で同じ主語を受ける。

解説

nóir-「眠る」を否定する語根として語彙化した形。通常の否定では「眠らない」意になるが、この語は眠りへ移ろうとする意志と眠りの不成立が結びついた「眠れない」を表す。眠りに入れない状態、一度醒めてから再び眠れない状態を指し、浅い眠りを直接表す語としては使わない。夜通し眠れず朝まで床で醒めている場合にも使える。改まった場では直接の否定が避けられ、婉曲な言い方に置き換えられる。

文法

自動詞。語頭の na- は弱く、独立の否定小辞 na とは語幹として区別する。否定語根として活用し、完了相は語根末尾に -s- を添える。

語源

na-「〜ない」+ nóir-「眠る」。否定接頭辞が語根に融合し、通常の否定語ではなく語彙的な不眠の動詞として定着した。

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