puló

品詞
名詞
意味
拍
発音
[puˈlo]
読み
プロー
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 拍

    軽く打つ一回、またはその打点。数えや刻みの基本単位。

    rímbim ín puló.

    読み:リンビン イーン プロー。

    rímb-imínpuló
    数える-<私が>一拍<対格>

    「拍を一つ数える。」

    市井の帳場や数えの場で、刻みを一つずつ数え上げる場面。数詞 ín は名詞の前に置き、数える名詞は単数のまま。puló は重性o語幹の単数で、主格と対格が同形であるため目的語も puló のまま立つ。

    ké éso puló só sélen?

    読み:ケー エーソ プロー ソー セーレン?

    kéés-opulósósélen
    <〜か>いる-<(重いものが)>拍<主格>この<重性>正しい

    「この拍は正しいですか。」

    帳簿や数えの記録で、刻んだ拍に狂いがないか確かめるやり取り。はい・いいえで答える問いは文頭に ké を置く。主語 puló が重性なので、繋辞 és- は 3人称単数・重性の éso になる。指示詞 só が重性の名詞句を閉じ、その後の sélen が述語形容詞として立つ。

    éso puló só múel

    読み:エーソ プロー ソー ムーエル

    és-opulósómúel
    いる-<(重いものが)>拍<主格>この<重性>遅い

    「この拍は遅い。」

    歌・詩・誦唱の韻律を論じる場での言い方。puló は一拍を指す。この sense では、拍が単に「のろい」だけでなく、一拍が重く沈むことを述べる。指示詞 só は重性の形。形容詞は主格単数では無語尾。

    lísa lisár ré éso puló tó múel

    読み:リーサ リサール レー エーソ プロー トー ムーエル

    lís-alis-árréés-opulótómúel
    書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人><〜と(節)>いる-<(重いものが)>拍<主格>あの<重性>遅い

    「書記は、あの拍は遅いと書いている。」

    書物・手習い・韻律論の場面。補文は ré で導し、元の文の法と語形をそのまま保つ。引用節の中でも形容詞述語は存在動詞+主語+形容詞の形になる。あの.HV は重性の指示詞 tó。

  2. 拍子

    軽い打点が揃って続くリズム。作業歌や足場の整い方を指す。

    frándo puló só.

    読み:フランド プロー ソー。

    fránd-opulósó
    並ぶ-<(重いものが)>拍子<主格>この<重性>

    「この拍子は揃っている。」

    荷担ぎ歌や運び人の列で、足音や打点が乱れず続いている場面。意味 2 の「拍子」では、軽い打点が揃ったまとまりを単数 puló で受ける。動詞 fránd- は主語に一致して 3人称単数・重性の frándo を取る。語根末の nd は母音で始まる語尾の前では脱落しない。

    mé véil puló só!

    読み:メー ヴェール プロー ソー!

    mévéilpulósó
    <禁止・願いの打ち消し>忘れる<命令法><あなたが>拍子<対格>この<重性>

    「この拍子を忘れるな。」

    作業歌や刻みの場で、拍が乱れそうになった仲間へかけるくだけた指示。禁止は mé +命令法 2人称で表す。命令法の 2人称は語幹 véil をそのまま使う。puló は目的語だが、重性単数では格語尾がつかず主格と同形になる。

解説

púl-「軽く叩く」から名作された語。数え盤の石、箸や匙、斧の持ち手、担ぎの足音など、小さな打撃と、それが続いてできる間隔を指す。改まった詩語というより、市井や帳場、現場向き。打点そのものを数えるにも、リズムとしてまとめるにも使える。

文法

重性o語幹。

語源

púl-「軽く叩く」+-ó「〜するもの」。

語幹の異形

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