小説
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軽く叩く
手のひらや指先で物に軽く短く触れる。注意、確認、褒めなどの場面で使う。
púla lisár plíndo.
読み:プーラ リサール プリンド。
| púl-a | lis-ár | plíndo |
| 軽く叩く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 荷札<対格> |
「書記が荷札を軽く叩く。」
荷札を確かめるときに、指先や手のひらで軽く当てる動作。主語の lisár は人なので軽性で、動詞は3人称単数軽性の -a をとる。荷札 plíndo は重性語で、対格が主格と同形になる。
un lóuroi, púlo þreílo nóumo.
読み:ウン ローロイ、プーロ スレイロ ノーモ。
| un | lóur-oi, | púl-o | þreílo | nóumo. |
| 内に | 瀬-<与格> | 軽く叩く-<(重いものが)> | 濺ぎ<主格> | 顔<対格> |
「瀬の中では、濺ぎが顔を叩く。」
意味2の用法。早瀬のそばで身体にかかる範囲の水飛沫を表す。púl- は他動詞で、主語 þreílo に合わせて3人称単数・重性の語尾 -o をとる。
púlim gromó só fenlapúloi.
読み:プーリン グロモー ソー フェンラプーロイ。
| púl-im | gromó | só | fenlapúl-oi. |
| 叩く-<私が> | 体<対格> | この<重性> | 蒸し枝-<与格> |
「私はこの体を蒸し枝で軽く叩く。」
汗蒸し小屋での日常の所作を示す文。fenlapúl は重性子音語幹名詞と扱い、与格 -oi を付けた fenlapúloi が手段を示す。体 gromó は重性の o 語幹で、対格は主格と形が同じである。
ポンと打つ
合図や拍子として、一定のリズムで軽く打つ。荷担ぎ歌の拍子や、炉ばたでの合図に使う。
púlan faronárai krúndo.
読み:プーラン ファロナーライ クルンド。
| púl-an | faron-ár-ai | krúndo. |
| 軽く叩く-<彼らが> | 運ぶ-<〜する人>-<〜たちが> | 荷担ぎ歌<対格> |
「運び人たちは荷担ぎ歌(の拍子)を軽く打つ。」
荷運びの拍子に軽く打つ用法。目的語の krúndo は重性o語幹の単数対格で、主格 krúndo と同形である。軽性の対格語尾 -án を添えるのは誤り。ここでは歌そのものより、その歌に付随する拍子を受ける比喩的用法。主体 faronárai は複数軽性なので、動詞は性を区別しない3人称複数 -an をとる。
手のひらや指先で、物に軽く短く当てる動作。「投げる」þráun-や「伐る」kél-のような強い打撃とは明確に区別される。炉ばたの日常で頻出する:子どもの頭を軽く叩いて注意を促す、紙や碑の字を指先でなぞって確認する、合図や拍子として一定のリズムで打つ、など。音は軽く上へ昇るものという高原の考えから、この語には「小さく音を立てる」という含みが常に伴う。他動詞として対象を受けるが、自分の指や足でリズムを打つような無目的の用法もある。
他動詞・自動詞。完了語幹 póul-。
古高原語 *púl- から。語源は不明だが、短い無声閉鎖音(p)と軽い流音(l)の組み合わせが、短く軽い打撃の感触と小さな音を写しているとされる。
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