小説
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九
数の九。後ろの名詞は複数になる。
ésa faronár dúlen réum þrénul.
読み:エーサ ファロナール ドゥーレン レウン スレーヌル。
| és-a | faron-ár | dúl-en | réum | þrén-ul. |
| いる-<(軽いものが)> | 荷-<〜する人・主格> | 下る-<〜した・〜された> | 九 | 段-<〜たちを> |
「運び人は九段下りの者だ。」
身分の言い方「dúlen+数詞+þrén の複数対格(道のりの対格)」。réum þrénul「九段」は、いちばん下の段を指す。分詞 dúlen は、主語 faronár(軽性・単数・主格)に一致するので、一致の語尾がつかない。
rímba brándal réum hóumul.
読み:リンバ ブランダル レウン ホームル。
| rímb-a | brándal | réum | hóum-ul. |
| 数える-<(軽いものが)> | 司<主格> | 九 | 炉-<〜たちを> |
「司は九つの炉を数える。」
税を取り立てるときの戸数調べの言い方。人は数えないので、世帯の「炉」hóum を数える。hóum は重性なので、複数対格は -ul になる。
基数の「九」。名詞の前に置き、後ろの名詞は複数になる。身分のいちばん下「九段下り」(dúlen réum þrénul)の数なので、「いちばん下の」という含みがつきまとう。綴りは〈reuma〉。
数詞。不変化。後続の名詞は複数。
古高原語 *réuma から。古い脱落で、m の後ろの語末の母音が落ちた。
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