sóumbo

品詞
名詞
意味
きのこ
発音
[ˈsoumbo]
読み
ソウンボ
分野
動物・植物

意味

  1. きのこ

    きのこの総称。

    mé mán sóumbo só!

    読み:メー マーン ソーンボ ソー!

    mémánsóumbosó!
    <禁止・願いの打ち消し>食べる<命令法><あなたが>きのこ<対格>この<重性>

    「このきのこを食べるな!」

    禁止は「mé+命令法」で言う。2人称単数の命令法は語尾のない語幹 mán だけの形。sóumbo は重性o語幹なので対格も sóumbo のままで、指示詞も重性の só になる。きのこの見分けは年長者の知恵で、子どもに向けた下向きの禁止として、日常でよく使う言い方。

    na dúmarim sóumbo só, ausenár.

    読み:ナ ドゥーマリン ソーンボ ソー、アウセナール。

    nadúmar-imsóumbosó,au-sen-ár.
    <〜ない>いただく-<私が>きのこ<対格>この<重性><お〜になる・御〜>-見る-<〜する人>

    「目付殿、このきのこはいただけません。」

    目上の人に出された食べ物を、へりくだって断るときの言い方。na は直説法の動詞の直前に置く。日常では呼格を使わず、役職名に au- をつけて、文の終わりに読点で区切って添える。理由を言い添えない短い断り方なので、強く響くこともある。

    táula kelár sóumbo.

    読み:タウラ ケラール ソーンボ。

    tául-akel-ársóumbo.
    取る-<(軽いものが)>伐る-<〜する人>きのこ<対格>

    「樵がきのこを拾い上げる。」

    雨期の森での採集を言う、ふつうの直説法の文。語順は動詞–主語–目的語。sóumbo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。主語の kelár「樵」は人なので軽性で、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。

    ké éso sóumbo só þérno?

    読み:ケー エーソ ソーンボ ソー セルノ?

    kéés-osóumbosóþérno?
    <〜か>いる-<(重いものが)>きのこ<主格>この<重性>毒きのこ<主格>

    「このきのこは毒きのこか?」

    はい・いいえで答える問いは、文のいちばん前に ké を置いて作る。sóumbo も þérno も重性o語幹なので、指示詞は重性の só、繋辞は重性の éso になる。答えは動詞を繰り返して、éso(そうだ)、na éso(違う)と言う。

    rainíþa ólmar sóumbo kelárail.

    読み:ライニーサ オルマル ソーンボ ケラーライル。

    rain-íþ-aólmarsóumbokel-ár-ail.
    知る-<〜させる>-<(軽いものが)>年長者<主格>きのこ<対格>伐る-<〜する人>-<〜らに>

    「年長者が樵たちに、食べられるきのこを教える。」

    きのこの見分け方は村の年長者が受け継ぐ知識で、この文はそれを伝える場面を表す。語順は動詞–主語–目的語–与格(受け手)。rainíþ-「教える」は ráin-「知る」に使役の -íþ- がついた語で、強勢は -íþ- に移る。

    sénim sóumbo pélsei.

    読み:セーニン ソーンボ ペルセイ。

    sén-imsóumbopéls-ei.
    見る-<私が>きのこ<対格>脂の木-<与格>

    「脂の木のところにきのこが見える。」

    sóumbo は重性o語幹なので、対格も主格と同じ形になる。場所は前置詞を使わず与格で言う。pélsa「脂の木」は生えている木なので軽性で、与格は -ei。雨期の森できのこを見つけたときの言い方。

    mé mán sóumbo pír só!

    読み:メー マーン ソーンボ ピール ソー!

    mémánsóumbopírsó!
    <禁止・願いの打ち消し>食べる<命令法><あなたが>きのこ<対格>小さいこの<重性>

    「この小さなきのこを食べるな。」

    雨期のきのこ採りで、年長者が若い者に注意する言い方。名詞句は「名詞–形容詞–指示詞」の順で、重性の指示詞 só が名詞句の終わりを示す。

    kailér sóumbo, ende.

    読み:カイレール ソーンボ、エンデ。

    kail-érsóumbo,ende.
    乾く-<〜でする・命令法・あなたが>きのこ<対格>どうぞ

    「きのこを乾かしてくれ、頼む。」

    市での依頼。縁の市の取引言葉では動詞は語幹形となり、依頼の ende を添える。名詞から動詞を作る接辞 -ér- を含む裸語幹。命令2人称は語幹形で表される。きのこの長期保存調剤を表す。重性o語幹の単数対格は標識をもたない。

    grúmbim sóumbo krán

    読み:グルンビン ソーンボ クラーン

    grúmb-imsóumbokrán
    噛む-<私が>きのこ<対格>硬い

    「私は硬いきのこを噛む。」

    日常の食卓の平叙文。きのこを重性の食物として扱うため、対格語尾はつかない。krán は重性単数の名詞に一致する形容詞で、単数主格・対格では語尾をとらない。

  2. 食べられるきのこ

    毒きのこ・酔いきのこと対比して、食用のきのこを指す。

    na éso þérno. éso sóumbo, kuuléimor ó sórel.

    読み:ナ エーソ セルノ。エーソ ソーンボ、クーレーモル オー ソーレル。

    naés-oþérno.és-osóumbo,kuul-é-imorósórel.
    <〜ない>いる-<(重いものが)>毒きのこ<主格>いる-<(重いものが)>食べられるきのこ<主格>煮る-<〜だろう>-<我々が><3人称単数・重性>今日

    「毒きのこではない。食べられるきのこだ。今日煮よう。」

    採ってきたきのこを確かめたときの答え。þérno「毒きのこ」と対比されると、sóumbo は「食べられるきのこ」を指す。主語は言わず、繋辞 és- の重性の語尾 -o で「それは」を表す。推量法の -él- は1人称の語尾の前で l が落ちる(kuuléimor)。

    na ráinim ré éso sóumbo. mé mán ó!

    読み:ナ ライニン レー エーソ ソーンボ。メー マーン オー!

    naráin-imréés-osóumbo.mémánó!
    <〜ない>知る-<私が><〜と(節)>いる-<(重いものが)>食べられるきのこ<主格><禁止・願いの打ち消し>食べる<命令法><あなたが><3人称単数・重性>

    「食べられるきのこかどうか、わからない。食べるな!」

    年長者が目下の者に注意するときの言い方。ré で「〜と」の節を導く。禁止は「mé+命令法」で言い、mán- の2人称単数命令形はむき出しの語幹 mán。重性の代名詞 ó は主格と対格が同じ形。

    na ésa náuvra þérno, na ésa sóumbo.

    読み:ナ エーサ ナウヴラ セルノ、ナ エーサ ソーンボ。

    naés-anáuvraþérno,naés-asóumbo.
    <〜ない>いる-<(軽いものが)>酔いきのこ<主格>毒きのこ<〜ない>いる-<(軽いものが)>食べられるきのこ

    「酔いきのこは毒きのこではないが、食べられるきのこでもない。」

    きのこを、食べられるもの・毒・薬・酔うものに分ける考え方を示す説明の文。主語の náuvra が軽性なので、繋辞は軽性の ésa になる。重性の sóumbo・þérno と並べると、性の違いが動詞の形に表れる。

解説

きのこの総称。雨期にいっせいに育つ大事な食べ物。地から生えるので重性。狭い意味では食べられるきのこを指し、毒のあるもの(þérno)や酔うもの(náuvra)とは別の語で呼び分ける。見分け方は村の年長者が受け継ぐ。

文法

重性・o語幹(④型)。主対 sóumbo、属 sóumbos、複 sóumbul。

語源

古高原語から受け継いだ語。

語幹の異形

説明に出てくる語

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する