snául-

品詞
動詞
意味
生える
発音
[ˈsnaul]
読み
スナウル
分野
動物・植物

意味

  1. 生える

    草や若芽が地面から出て育つ。

    snauléndan lénþai!

    読み:スナウレンダン レンサイ!

    snaul-énd-anlénþ-ai!
    生える-<〜しますように>-<彼らが>若菜-<〜たちが>

    「若菜たちが育ちますように!」

    儀礼・祈願。願望法3複 -énd-an。語根の強勢が消え、接辞 -énd- に移る。

    anórel, na snáulan lénþai.

    読み:アノーレル、ナ スナウラン レンサイ。

    anórel,nasnául-anlénþ-ai.
    昨日<〜ない>生える-<彼らが>若菜-<〜たちが>

    「昨日、若菜は伸びなかった。」

    書物・記録。場面枠の anórel の後に否定 na を動詞の直前に置く。

    snáulo baló.

    読み:スナウロ バロー。

    snául-obaló
    生える-<(重いものが)>草<主格>

    「草が生える。」

    道端や石間での自然描写。動詞が文頭に立つ基本語順。baló は単数主格で baló のまま。動詞は重性単数の語尾 -o をとる。栽培穀物ではなく、一般の低い草本を指す。

    lúin tóra reinálva, snáula lénþa.

    読み:ルーイン トーラ レイナルヴァ、スナウラ レンサ。

    lúintór-areinálva,snául-alénþa.
    とき来る-<(軽いものが)>雨期<主格>生える-<(軽いものが)>若菜<主格>

    「雨期が来ると、若菜が生える。」

    暦や書物の記述向きの文。lúin で「〜すると」と時節の到来を導く。reinálva「雨期」を主語に置き、雨を「上から来るもの」として軽性の形 tór-a で受ける。若菜 lénþa は単数の総称として扱う。自動詞 snául-「生える」は主語 lénþa に一致し、3人称単数・軽性の snául-a となる。

    snáula arnélvar sé.

    読み:スナウラ アルネルヴァル セー。

    snául-aarnélvarsé
    生える-<(軽いものが)>森<主格>この<軽性>

    「この森が育っていく。」

    日常の言い方。軽性の名詞 arnélvar を主語に取るため、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。指示詞 sé は軽性の形。VSO の基本語順で、指示詞は名詞の後ろに置かれている。

    snáula arnélvar an élvaran.

    読み:スナウラ アルネルヴァル アン エルヴァラン。

    snául-aarnélvaranélvar-an
    生える-<(軽いものが)>梢の天蓋<主格>上手天-<対格>

    「梢の天蓋が天へ伸びていく。」

    詩的表現。arnélvar を梢の天蓋として、天へ延びる動きに添える。前置詞 an と対格 élvaran が組んで、方向「天へ」を表す。arnélvar は生えている木々の集まりなので軽性だが、詩では梢の上層を天とつなげる比喩として使う。

  2. 出始める

    きのこ・雑草などが次々と姿を現す。

解説

草・きのこ・若芽が地面から姿を現して育つ意。木立ちを指す þór-「立つ」や、畑の作物が整って育つ意味とは区別して使う。採集の場面では、きのこの発生にも使う。

文法

非他動詞。主語は草・きのこなどの植物名詞をとり、普通は軽性で受ける。発生の場は与格または an・un+与格で示す。

語源

古高原語 *snau-「地を破って出る」に動詞語根拡張 *-l- が加わった形から。

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