snóimo

品詞
名詞
意味
肩
発音
[ˈsnoimo]
読み
スノイモ
分野
身体

意味

  1. 肩

    首のすぐ下、腕の付け根を上下に挟む、体の左右の張り。背とは区別して、衣の袖が落ちる位置を指す。

    ké vráno snóimo némes

    読み:ケー ヴラーノ スノイモ ネーメス

    kévrán-osnóimoném-es
    <〜か>硬直する-<(重いものが)>肩<主格><私>-<属格>

    「私の肩はこわばっていますか。」

    日常の体の訴え。身体部分を示すsnóimoは重性として、動詞は3人称単数重性の-oで受ける。所有は、主格の身体名詞の後ろに1人称属格を置く。

  2. 衣の肩ぐち

    衣・外套・上着で、肩に当たる縫い目や開き。荷に擦れて傷みやすく、補強の有無で等級を見ることがある。

    bríno snóimo ráses.

    読み:ブリーノ スノイモ ラーセス。

    brín-osnóimorás-es
    ほつれる-<(重いものが)>肩ぐち<主格>衣-<属格>

    「衣の肩ぐちがほつれている。」

    《肩ぐち》は衣の肩部の縫い目・開きを指す用法。《衣》の単数属格を名詞に後置して、物の一部を示す。主語節は重性で、動詞語尾は HV。

    frúnim snóimo ráses.

    読み:フルーニン スノイモ ラーセス。

    frún-imsnóimorás-es
    繕う-<私が>肩ぐち<対格>衣-<属格>

    「私は衣の肩ぐちを繕う。」

    一人称主語は動詞語尾で示され、代名詞は省く。他動詞《繕う》の目的語として《肩ぐち》が来る。重性単数の対格は主格と同形。

  3. 荷・綱の乗る位置

    背負い帯や綱、棒の端が乗る肩。転じて、杭・柱・降ろし場で荷や棒を受け止める受け部。

    krúno snóimo fúnelos fáron.

    読み:クルーノ スノイモ フーネロス ファーロン。

    krún-osnóimofúnel-osfáron
    支える-<(重いものが)>荷受け<主格>綱-<属格>荷<対格>

    「綱の荷受けが荷を支える。」

    《荷受け》は荷や綱が乗る受け部を指す用法。《綱》の単数属格を後置し、受け部が誰・何のものであるかを示す。主語は重性で、動詞語尾は HV。

    éso fáron snóimoi fúnelos.

    読み:エーソ ファーロン スノイモイ フーネロス。

    és-ofáronsnóim-oifúnel-os
    いる-<(重いものが)>荷<主格>荷受け-<与格>綱-<属格>

    「綱の荷受けに荷が乗っている。」

    存在文。《荷》が主語で、与格《荷受け》が所在を示す。o語幹の与格は語尾 -oi で表す。《荷受け》に《綱》の属格が後置し、綱が乗る受け部であることを明示する。

  4. 物の肩

    崖・丘・屋根・器など、上の面と下の面を結ぶ張り出した段。崖の肩、荷台の肩のように使う。

    éso nébro snóimoi orénos.

    読み:エーソ ネーブロ スノイモイ オレーノス。

    és-onébrosnóim-oiorén-os
    いる-<(重いものが)>霧<主格>物肩-<与格>縁-<属格>

    「縁の物肩に霧がかかっている。」

    《物肩》は崖や丘・屋根など、上の面と下の面の境にある張り出した部分を表す。縁の属格を後置して、霧が所在する物肩を示す。o語幹の与格は語尾 -oi で表す。

    éso fáron snóimoi kórvos.

    読み:エーソ ファーロン スノイモイ コルヴォス。

    és-ofáronsnóim-oikórv-os
    いる-<(重いものが)>荷<主格>物肩-<与格>倉-<属格>

    「倉の物肩に荷がある。」

    《倉》の単数属格を後置し、倉の張り出した肩部に荷があるという実務的な所在を示す。存在の主語《荷》は重性。o語幹の与格は語尾 -oi で表す。

  5. 肩越しに見る動作

    肩をわずかに落とし、目を肩の上から流して見やる所作。直接注視を避ける作法として、目上や聖なるものを見る際に使う。

    mé kún snóimo!

    読み:メー クーン スノイモ!

    mékúnsnóimo
    <禁止・願いの打ち消し>する<命令法><あなたが>肩越し見<対格>

    「肩越しに見るな!」

    禁止の法を用いた命令文。禁止小辞《mé》のあとに命令法の語幹が来る。命令法単数では語末子音のつながりが簡略化し、《kúnd-》は《kún》になる。《肩越し見》は禁止の対象となる動作。

解説

身体では、首と腕のあいだ、背の上端を左右に張る部分を指す。転じて、衣の肩ぐち、綱や荷が乗る位置、物の張り出した肩部を広く指す。高原では肩を、荷を下へ沈めず上へも押し上げず支える中間の高さとみなし、礼では肩を落とし、物を見やる際には肩越しの視線が直接の注視より控え目とされる。身体・衣・地形のいずれでも、上の面と下の面の境にある受け部として使う。

文法

重性o語幹(nébro型)。主格と対格は同形。

語源

古高原語 *snóimo から。上にも下にも流れ着かない受け棚のような部位を指す古い身体語。

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