小説
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編む
三本以上の束を交互に交差させて、一本の紐状にする。
tréna líura téir vrúndul.
読み:トレーナ リーウラ テール ヴルンドゥル。
| trén-a | líura | téir | vrúnd-ul. |
| 編む-<(軽いものが)> | 女<主格> | 三 | 束-<対格・〜ら(古い母音交替)> |
「女は三本の束を編む。」
作業場の平叙文。基本語順はVSO。主語líuraは軽性の人名詞なので、動詞は3人称単数軽性の-aをとる。数詞téirは名詞の前に置き、三本以上なのでvrúndoを複数形vrúndulにする。vrúndoは重性o語幹として扱い、複数形は語根vrúnd-に-plural-ulをつけて作る。重性名詞の対格は語形で見えないため、目的語性は語順から読み取る。
trenésa téir vrúndul.
読み:トレネーサ テール ヴルンドゥル。
| tren-és-a | téir | vrúnd-ul. |
| 編む-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 三 | 束-<対格・〜ら(古い母音交替)> |
「三本の束を編むべきだ。」
作業書のきまりや作法のように、当為法で主語を言わない一般主語の文。動詞は軽性の3人称単数形となる。当為法接尾辞-és-が強勢を奪うため、語根の強勢は消え、連続表記ではtrenésaとなる。目的語のvrúndulは重性o語幹の複数対格で、格語尾は見える形として現れない。
髪を編む
髪を何本かの束に分けて左右に渡し、編み紐にする。女児の日常の髪の手入れ。
tréna endríña sóilan.
読み:トレーナ エンドリーニャ ソイラン。
| trén-a | endríña | sóil-an. |
| 編む-<(軽いものが)> | 子<主格> | 髪-<対格> |
「子どもが髪を編む。」
女児の髪の手入れを表す日常の平叙文。主語endríñaは軽性なので、動詞は3人称単数軽性の-aをとる。髪sóilaは-a語尾の軽性語として扱い、単数対格は語根sóil-に-anをつけてsóilanとなる。自他の所有は明示しておらず、文脈で誰の髪かが決まる。
trén sóilan!
読み:トレーン ソイラン!
| trén | sóil-an! |
| 編む<命令法><あなたが> | 髪-<対格> |
「髪を編みなさい。」
身近な相手への命令の文。命令法の2人称単数は語根trénのみで、主語や人称語尾をもたない。目的語は通常の対格語尾-anを備えているため、縁の市のような裸の語幹命令とは区別される。
三本以上の束を、左右交互に交差させて渡すことで、一本の紐状に束ねる技術。一束にまとめて止めるのとは異なり、複数本の束を交互に重ねていく動作に限定する。機の上で糸を縦横に張る織物とは対象が異なり、手の中で束を交差させる編みの動作を指す。女児の髪の手入れとして日常的に現れ、何本かの束に分けた髪を交互に交差させて一本の編み紐にする。
他動詞。3人称単数で軽性・重性を区別する(tréna/tréno)。完了語根 tréen-(e → ee)。
古高原語 *tren- から。交差させて束ねる動作の基礎語根。
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