小説
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杭
地に打ちこむ杭、とくに硬木の杭。
kráilir trúndo, faronárai.
読み:クライリル トルンド、ファロナーライ。
| kráil-ir | trúndo, | faronár-ai. |
| つかんで離さない-<皆で〜せよ> | 杭<対格> | 運び人-<〜たちが> |
「杭につかまれ、運び人たち。」
崖道や降ろし場で、風や凍った足場のときに掛ける下向きの命令。2人称複数の命令法 -ir を使う。日常では呼格を使わず、呼びかける相手の名詞を読点で区切って文末に置く。
dúlo trúndo gandéros du dálor.
読み:ドゥーロ トルンド ガンデーロス ドゥ ダーロル。
| dúl-o | trúndo | gandér-os | du | dálor |
| 下る-<(重いものが)> | 杭<主格> | 硬木-<属格> | 下手 | 下の国<対格> |
「硬木の杭が下の国へ下りていく。」
trúndo は重性o語幹の名詞。材料は属格で後ろに添えて trúndo gandéros「硬木の杭」と言う。硬木の杭が崖の下へ下りるのは、木が向かうべき場所へ帰ることだとされている。
dúlo trúndo du dálor.
読み:ドゥーロ トルンド ドゥ ダーロル。
| dúl-o | trúndo | du | dálor |
| 下る-<(重いものが)> | 杭<主格> | 下手 | 下の国<対格> |
「杭が下の国へ下りていく。」
杭は干潟の泥に打ちこまれるために、崖の下へ下ろされる。trúndo は重性o語幹なので、動詞は -o をとる。du+対格で「下手へ」。下の国 dálor も重性で、対格は主格と同じ形になる。
prálan trúndul si kumbórul.
読み:プラーラン トルンドゥル シ クンボールル。
| prál-an | trúnd-ul | si | kumbór-ul. |
| ぶつかる-<彼らが> | 杭-<〜たちが> | と | 青銅-<〜たちが> |
「杭と青銅の塊とがぶつかり合った。」
ぶつかり合う意味では、物の複数や群れを si で並べて主語にする。複数主語には動詞の3人称複数語形 -an をつける。
地に打ちこむ杭。とくに干潟へ売る硬木の杭を言う。硬木が杭になって泥に打ちこまれることは、下へ行きたがる木の成就と考えられている。
重性・o語幹。属 trúndos、複 trúndul。数えるときは báron「本」を使う。
古高原語 *trúndo から
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