þróvo

品詞
名詞
意味
熾火
発音
[ˈθrovo]
読み
トロヴォ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 熾火(炉の燃え残り)

    火が小さくなったあとに残る、赤く光る燃え残り。まだ熱をもち、落ちると火事になる。

    éso unlóur þróvo fóum

    読み:エーソ ウンロール スローヴォ フォーン

    és-ounlóurþróvofóum
    いる-<(重いものが)>まだ熾火<主格>暖かい

    「熾火はまだ暖かい。」

    日常の会話文。存在・状態の文は「és-+主語+述語形容詞」の順。副詞 unlóur は動詞の直後に置く。熾火を重性o語幹名詞として扱い、動詞は3人称単数重性の -o をとる。

    mé marlín þróvo

    読み:メー マルリーン スローヴォ

    mémarlínþróvo
    <禁止・願いの打ち消し>触る<命令法><あなたが>熾火<対格>

    「熾火に触れるな。」

    くだけた禁止。否定の mé +命令法のむき出し語幹。重性名詞は主格と対格が同形なので、目的語も þróvo のまま。

解説

炉の火が小さくなったあとに残る、赤く光る燃え残り。まだ熱をもち、落ちると火事になる危険もある。火(elþá)と灰(eelþó)の中間の状態を指す固有の語。冬場の夜、村人が毎日暖を取り、話をしながら眺める身近な存在。改まった場では「炉の火の残り」と言い換えることもあるが、くだけた場ではこの語で足りる。炉の番人が灰を掻き分けて熱を確認するときも、この語で状態を言う(例:「まだ熱がある」「もう灰に近い」)。

文法

重性・o語幹(第④型)。主格・対格:þróvo、属格:þróvos、与格:þróvoi、双数主対:þróvou、双数属与:þróvoun、複数主対:þróvul、複数属:þróvur、複数与:þróvuls

語源

語源不明。古高原語 *þrówos とされるが、確認できる派生関係はない。

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