小説
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振り返る
頭や上半身を後ろ(向きの反対側)へ回す。呼ばれた名前に反応して声のした方へ体を回す動作。
lúin háles þelán némes, þréelim.
読み:ルーイン ハーレス セラーン ネーメス、スレーリン。
| lúin | hál-es | þel-án | ném-es, | þréel-im |
| when | 呼ぶ-<あなたが> | 名前-<対格> | <私>-<属格> | 振り返る<〜し終えた>-<私が> |
「あなたが私の名を呼ぶと、私は振り向いた。」
lúin 節では動詞が節頭に来る。主語は人称語尾に含み、所有は名詞 þelán の後ろに属格 ném-es を置く。主節の完了相 þréel- は動詞の完了形で、名詞の呼称ではない。
hóu! þréela faronár.
読み:ホー!スレーラ ファロナール。
| hóu! | þréel-a | faronár |
| おい! | 振り返る<〜し終えた>-<(軽いものが)> | 運び人<主格> |
「おい!運び人が振り向いた。」
呼びかけに気づいて体を回す場面。完了相は語根 þrel- の e を ee に変えた þréel-。主語 faronár は人なので軽性、動詞は3人称単数・軽性 -a を受ける。gloss では呼びかけ hóu! を独立語として区切った。
顧みる・思いを巡らす
過去の出来事や別れた人を思い出す。比喩的に用い、改まった言葉や詩で現れる。
þreléndim anlúin.
読み:スレレンディン アンルーイン。
| þrel-énd-im | anlúin |
| 振り返る-<〜しますように>-<私が> | 昔ADV |
「過ぎし日を顧みたし。」
書物や儀礼で、語り手が自らかつてを顧みることを願う改まった表現。主語は語尾に含み、 anlúin は「昔」を表す時間詞として後置する。
頭や上半身を後ろ(向きの反対側)へ回す、基本的な身体動作の動詞。呼ばれた名前に反応して声のした方へ体を回す、後ろから来る者に気づいて体勢を変える場面で頻出する。gél-「行く」、tór-「来る」と同じく、一つの動詞で完了する単純な動作を表し、くだけた言葉から宮廷語までどの層でも使われる。使役形 þrelíþ-「振り返らせる・向ける」もある。
自動詞。完了語幹 þreel-(e→ee)。使役形 þrelíþ-。
古高原語 *þrel- から。
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